ナチュラルな暮らしとおしゃれのセレクトショップ

――（ナチュランスタッフ・ゆかりさん）1年ほど前に『プロフェッショナルオイルド』を購入していまして、きょうも履いています。

薫さん　「試着なしの注文でご購入されてからサイズ感で迷われて、こちらにお越しいただきましたね。」

――はい。薫さんにみていただいたら、結局サイズは変えなくてよくて。

薫さん　「36でしたね。普段は23～23.5サイズを選ばれているとのことでしたので、サイズチャートの通り選んでいらっしゃったんですが、少し窮屈さを感じられていたんでしたね。」

――はい。いまも夕方や夜になるにつれて、むくむとキツいと感じる場合が多いのですが……。

薫さん　「ダンスコは全モデルほぼ共通して言えることは“甲のフィット感が命”ということです。みたところ甲は36でちょうどよいフィット感です。ただ、長さが足りていないのだとするとサイズをあげる必要があります。今みた感じでは指がちぢこまったり当たっている感じはなさそうなので、長さも問題ないはずです。ちょっと厚めのソックスに履き替えてみてください。」

――え？キツいのに厚めのソックスですか？？

薫さん　「キツく感じているのは、むくみ以外が原因のケースも考えられます。例えば甲がフィットする位置が少しズレると歩行時に足が前に滑ります。そのためつま先が押し付けられたり、数ミリでも足首に近い甲の高い部分が当たっていてキツい、ツラいと思ってしまっている場合はよくあります。
また夕方や夜になるにつれて窮屈さを感じるというのであれば試してみてもらいたいのが、靴から一度足を抜いて入れ直すことです。可能なら靴下も一緒に脱いでリフレッシュします。1日中履いていると足がどんどん前に入っていってつま先や指に負担をかけたり、靴下も圧縮されていきますので。
話しが少しそれましたが、厚手のソックスに替えてみていかがですか？」

（写真）甲で支えて履く靴・ダンスコ。「甲のフィット感が甘いと靴の重みを感じて疲れてしまいますので、ソックスの厚みなどで調整してみてください。またさまざまな素材感や色柄のソックスやタイツとの組み合わせがたのしめるのもダンスコのいいところです（持田さん）」

――さっきより足の入りが浅くなってつま先側の余裕が大きくなった感じがします。厚手の割に心配していたキツさは今は感じないです。

薫さん　「あとは皮膚の厚さ、骨の位置や出方の違いで、靴との当たり方や感じ方はそれぞれなので、足が同じ寸法だったとしてもサイズが異なる場合も稀にあります。ですが、その当たり方を和らげてあげればサイズを替える必要はないので、クッション性のある厚めのソックスを履いてみるというのもひとつの手なんですね。」

――キツいと薄いソックスを履くのがいいのかと思っていましたが、そうじゃない場合もあるということですね。

薫さん　「う～ん、さまざまな可能性があるので断言はできないですね（笑）。万一サイズが合っていないとしても何かしら試してもらったうえでお話しさせていただくのがベターです。
ですので一度ご注文のうえご自宅でお試しいただいて、違和感をお持ちのようでしたら、お電話などでご相談いただくのがいいのかなと思います。
基本的にはこのレポートやサイズチャートを参考に普段よく選ぶサイズか、厚手のソックスを好んで履かれる方はワンサイズあげることをおすすめしています。」※3/26（金）13時までにご購入いただいた方を対象に送料無料にてサイズ交換をお受けします。サイズのご相談含め一度ナチュラン窓口までお問い合わせください。

薫さん　「では次に『イングリッド』を試着してみてください。こちらはお持ちじゃないタイプですね。」

――はい。でも足のカタチはイングリッドのほうが合うと薫さんに以前すすめられたのですが……その時はどうしてもプロフェッショナルが欲しくて（笑）。

薫さん　「イングリッドはカカトがありませんし、バックベルトを使えばより足のおさまりが安定して細かな調整もできますので、足のカタチにしてもソックスの厚い薄いを履くにしても許容範囲のあるデザインです。サイズ選びのポイントは、プロフェッショナルと比べるとだいたいワンサイズ上で合わせるケースも多いことでしょうか。」

――ということは、私はプロフェッショナルは36なので、イングリッドは37？

薫さん　「36に足を入れた感じをみるとちょっとカカトが出ていますが、実際に歩き出すともう2～3mm前に入るはずなので、ほぼジャストのサイズ感になると思います。イングリッドはカカトが露出していますから防寒する必要がある寒い季節をひかえているのか、素足でもいい暖かい季節なのか、履きだすタイミングによっておすすめするサイズが変わってくる場合があります。
ゆかりさんに関しては、ワンサイズ上で合わせるケースを当てはめて37がよいと思います。冬はソックスが履けて夏は素足だと足裏が密着するので、多少余裕がある37で大丈夫だと思います。」

――薫さんと持田さんはいくつのサイズを履かれているのですか？

持田さん　「私は24cmで38を選ぶことが多いです。春先など暖かくなっても厚手の靴下をあわせることが多いので、気持ち大きめくらいのサイズ感です。」

薫さん　「モデルや革によって、43か44ですね。あとは店頭用と外を歩く用かでも変えています。店頭用は44でゆるめにすると疲れにくいんです。同じように立ち仕事をされている方はややゆるいくらいのほうがラクですよ。外を歩くときはソックスを厚めにして調整できますしね。

革で違うケースは、定番人気のオイルドレザーと比べて革の厚さがやや薄い『ホワイトボックス』のタイプは、ワンサイズ上であわせてもらう場合があります。今シーズン、ホワイトは非常に人気です。」

――ホワイト人気なんですね～。私も気になっていて、今回のフィッティングで購入したいと思っておりまして。

薫さん　「では『イングリッド ホワイトボックス』の37を試してみてください。」

――先ほどのオイルドのイングリッドも37でしたよね？ホワイトはカカトがでますね。

薫さん　「やっぱりホワイトは若干つくりがタイトですね。36も比較のために履いてみましょうか。」

――36はキツいですね。長さは一緒でオイルドだとジャストだったのに、完全にカカトが出ます。プロフェッショナルでも同じくワンサイズあげるケースが多いのでしょうか？

薫さん　「そうですね。なのでゆかりさんはホワイトボックスのプロフェッショナルは37、イングリッドは38でもいいかもしれませんね。」

（写真上）右はオイルド。同じ36サイズでカカトの出方にこれだけの違いが。（写真下左）同じ36サイズを並べて。白は若干膨張してみえますが、長さは同じです。（写真下右）撮影担当のスタッフはイングリッドオイルドの36を所有。オイルドだと若干甲がゆるいのが、ホワイトの36は甲がぴったり。「これぞダンスコというフィット感ですね（薫さん）」ということで甲薄の人、ホワイトおすすめです。

――ではまとめると、23～23.5cmを履いている私が履き比べたところ

◆オイルド　プロフェッショナル 【 36 】
◆オイルド　イングリッド　　　 【 37 】（オイルドのプロフェッショナルよりワンサイズ上）
◆ホワイト　プロフェッショナル 【 37 】（オイルドのプロフェッショナルよりワンサイズ上）
◆ホワイト　イングリッド　　　 【 38 】（ホワイトのプロフェッショナルよりワンサイズ上）

というサイズがそれぞれ合っているという結果でした。

薫さん　「一般的に広く参考にしていただきやすいモデルケースになったと思います。」

（写真上左）持田さんは『プロフェッショナルオイルド』のブラックに厚手のリブソックスを合わせて。（写真上右）薫さんは『プロフェッショナルキャブリオ』。シャツのボルドーカラーとお揃いに。
（写真下）2015年春夏新作はレトロな印象のデザイン。サンダルはインソールがふかふかなので素足で履くと気持ちいいですが、柄ソックスなどを合わせてもたのしいです。

――定番以外のシーズンアイテムであるサンダルやブーツなどのサイズ選びも、ここまでの試着の様子をご参考に選んでいただいて問題ないでしょうか？

持田さん　「はい、大丈夫だと思います。ただやっぱり足のカタチや感覚は千差万別なので、一度ご購入いただいてご面倒とは思うのですが必要に応じご相談くださいませ。サンダルはインソールのクッションが気持ちいいので、ぜひお試しいただきたいです。
また今季の新作では『くるみの木コラボレーション』のプロフェッショナルを数量限定にて販売いたします。革の自然な美しさを活かしたイタリア製のフルグレインレザーをサドルブラウンというやさしい色合いに染めあげました。くるみの木、ダンスコ直営店とダンスコオンラインショップ、ナチュランでしかご購入いただけない特別なアイテムですので、サイズがお選びいただけるうちにぜひどうぞ。」

お忙しい合間を縫って急きょ駆けつけてくれた荒井さん。グレイッシュトーンでまとめて小物はダンスコのスニーカーとリュックというスポーティなスタイル。ナチュランでは残念ながらスニーカーの取り扱いはありませんが、ダンスコ直営店かオンラインショップで販売中です。こちらも限定アイテムだそうなのでお早めに！