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【おしゃれのはじめの一歩】透け感があるトップスのインナー選び

writer 齋藤萌

シンプルなデニムやTシャツを着ているだけでもおしゃれに見える人がいます。そういう方をよくよく見てみると、着こなしに工夫がある様子。

そこで今回の企画では “着こなし” に焦点をあて、いつものコーディネートをこなれた印象にアップデートできる小技の数々をご紹介します。

紹介してくださったのは雑誌やテレビなどでスタイリストとして活動する傍ら、一般の方に向けたLiltin’(リルティン)ファッションコーディネートサービスを運営している植村美智子(うえむらみちこ)さんです。

前回は「大人のレースの楽しみ方」を教えていただきました。そして第6話目は、「透けているトップスのインナー選び」についてうかがいます。

ラインが真っ直ぐなインナーが使いやすい

透け感のある白シャツのコーディネート
▲スカート¥16,500 ポンデシャロン(ポンデシャロン鎌倉店)/その他、スタイリスト私物

UネックにVネック、タンクトップやキャミソールなど、さまざまな種類が揃っているインナー。下着として取り入れるだけなら着心地の良いものを選べば良いけれど、透けているトップスと合わせるとなると、色や形など、どれが相応しいのか思わず悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は植村さんに、インナー選びについてご紹介いただきました。

植村さん
「まずは形ですが、UネックやVネックなど首元に形があるインナーは、トップスのデザインと重なった時にチグハグな印象になってしまうことがあります。そこでおすすめなのが、胸元のラインが真っ直ぐのインナーです。

これなら首元のデザインを気にしなくても大丈夫ですし、下着感も軽減されます」

beforeはクルーネックのインナー、Afterはネックラインがまっすぐなインナーを着た白シャツのコーディネート

トップスかボトムスの色に合わせて、より洗練された印象に

ボトムと同じ色を着た透ける白シャツのコーディネート
▲パンツ¥18,700 ソソット(ポンデシャロン鎌倉店)/シューズ、参考商品/その他、スタイリスト私物

植村さん
「次に色ですが、インナーの形が見えてしまうほど透け感があるトップスの場合は、どうしても下着に見えてしまうので、ベージュは避けた方が無難だと思います。

おすすめは、トップスかボトムスの色と同じものを選ぶことです」

「例えばボトムスがブラック系であれば、インナーもブラックに。上下が繋がって見えることで一体感が出ますし、縦長のラインを作ることでスタイルアップも叶います

ちょっとした選び方で下着感が減り、おしゃれに見えるインナー選び。ぜひ暑くなるこれからの季節に取り入れてみてください。

次回はTシャツをおしゃれに着こなすコツをご紹介します。

撮影/安藤美穂
スタイリング/植村美智子
取材・文/齋藤萌

作家プロフィール

植村美智子(うえむらみちこ)

スタイリスト

文化服装学院卒業後、アシスタントを経て独立。2010年より個人向けファッションコーディネートサービス「Liltin’(リルティン)」をスタート。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、『「今の自分」に似合う服』(天然生活ブックス)など。『あさイチ』(NHK)をはじめテレビ、雑誌、新聞など多数のメディアで活躍する。https://uemuramichiko.com

齋藤萌(さいとうめぐみ)

編集者・ライター・フォトグラファー

「土屋鞄製造所」「北欧、暮らしの道具店」など、3社にてWebメディアの編集・ライターを経験し、2021年に独立。暮らしまわりやものづくりに関わる取材・執筆が得意。またフォトグラファーとしても活動している。instagram:@megum_isaito

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