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【本多さおりさんの旅ファッション】2泊3日のリアルコーデ&身軽な洋服選びのコツを教えてください!

writer ナチュらぎ編集部

旅行の機会が多くなるこれからのシーズン。楽しい予定が決まったら、次は旅の荷造りです。

あれやこれやと増えてしまいがちな荷物ですが、できることなら身軽で軽快に旅を楽しみたい!

そこで今回は、旅好きで暮らし上手、整理収納コンサルタントの本多さおりさんに、旅の洋服選びのコツを教えてもらいました。

以前に当サイトの【旅と日常のつながり】でもご紹介したとおり、本多さんの現在の旅といえば、夫と小学生の息子2人との家族旅行がメインです。とくに夏は、子どもたちが大好きな海や川での水遊びをプランに入れることが多いとのこと。

ただでさえ増えがちな子どもの服に、さらに水遊び用の着替え……想像するだけで荷物はパンパンになりそうです。

けれども本多さん家の旅の荷物は、2泊3日程度であれば「小回りのきくサイズのキャリーバッグとリュックひとつで事足ります」とのことなのです!どうしてそんなにすっきり軽やかなのでしょうか?

▲荷造り用のバッグはmont-bellのキャリー(右)、持ち歩きはL.L.Beanのリュック(左)一択。使い慣れたバッグが一番!

失敗を繰り返し、「なんとかなる」を経験してブラッシュアップ

美しく整ったお部屋同様、迷いや無駄がなく、軽快な本多さんの旅支度。じつは、何度も失敗を繰り返し、思考錯誤の末に辿りついたのだといいます。

「結局着ない服をたくさん持っていってしまったり、逆に必要な枚数が足りなかったり、失敗もたくさんしました。でも、なければないで工夫してなんとかできるもの。今の荷物の量は、失敗とブラッシュアップを重ねた結果です」

例えば、着替えが足りない問題や、水遊び後の濡れた衣類を持ち運ぶストレスは、夜に宿のコインランドリーを使うことで解決。

「よく利用する宿にたまたまランドリーサービスがついていて、これは使えるなと。調べてみたらほかの宿泊施設にもランドリーコーナーが意外とあることに気づきました。その快適さを知ってからは、旅の服選びは『乾きやすい&乾燥機OK』が最優先に。

また、置き忘れそうになったり、会計に手間取ったりという経験から、スマートフォンとミニウォレットは、ストラップをつけて斜めがけで携帯するようになりました」

そのほか、「部屋着を兼ねられるジャージ素材のパンツを翌日そのままボトムとして穿く」、「サイズアウトしそうな子ども服を持っていき、旅先で手放す」なども、思考錯誤を繰り返して得られた、本多さんならではの荷物を減らす技です。

モノトーンコーディネートで悩まずおしゃれに

旅だからといって、特別に着飾ったりはしないという本多さん。日常の服選びが、そのまま旅の服選びの快適さにもつながっているようです。

「朝、自分の身支度に時間をかけたくない、という思いから、ワードローブはモノトーンで揃えるようになりました。トップスとボトムス、どれを組み合わせても違和感のないコーディネートになるので、日常生活はもちろん、旅の荷造りもとてもラクなんです」

そんなモノトーンコーデにひとさじのキラメキを与えてくれるのは、ピアスをメインとしたアクセサリー。

「服がシンプルなモノトーン、さらに速乾重視でツヤのある素材もほとんど選ばないため、ちょっとした華やかさはアクセサリーで足しています。

つけっぱなしでいられるピアスは、旅先で紛失する心配が少ないのもうれしいところ。最近は指輪やブレスレットなども少しずつ揃えています」

▲よく購入するのは「accessories mau」(一番上の小さなピアス以外)のシルバーアクセサリー。モノトーンコーデによく似合い、毎日つけても飽きのこないデザインがお気に入り

取材・協力

本多さおり(ほんださおり)

整理収納アドバイザー

小学生の男子2人と、夫との4人暮らし。オンラインの収納相談を行うかたわら、収納や片づけ、子育て、もの選びなどに関する書籍を執筆。「生活重視ラク優先」がモットー。著書に『旅は暮らしの深呼吸』(集英社クリエイティブ)、『無印良品と365日』(大和書房)など。VoicyやYoutubeでの配信活動も行う。Instagram:@saori_honda

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