読み物
新連載【クローゼット拝見!】インテリアスタイリスト・みつまともこさん/新しい服をきれいに着たいから、手放す仕組みをつくりました
writer 石川理恵
おしゃれの舞台裏であるクローゼットを拝見しながら、服づきあいについてうかがう企画。
第1回は、インテリアスタイリストのみつまともこさんの家を訪ねました。
クローゼット収納は「わかりやすさ」が第一
みつまさんのお住まいは、室内が自由に設計できるコーポラティブハウス。クローゼットには、イケアで見つけた前面がガラスの引き出しを取りつけたそうです。
「見えるところは『飾るように』、見えないところは『わかりやすく』が、私の収納のモットーです。
クローゼットは扉を開けたときに、どこに何があるのかがひと目でわかるようにしたくて、透明の引き出しを探しました」
衣替えはせず、オールシーズンの服を把握できるように
イケアで見つけた引き出しは、横幅が広くて収納力があるところも使い勝手抜群です。
1段目には、よくつけるバングル、サングラス、ハンカチなど、出かける際に身につけるものを収納。
引き出しの上には香水、アクセサリーが置いてあり、このクローゼットの前で身支度を整えられるようにしています。
「衣替えはしない」というみつまさん。ひとつの引き出しに、オールシーズンのカットソーをまとめています。
左側に長袖を、右側に半袖を収納しているから、暑さが長引いたり急に肌寒くなったりしても、その日にぴったりの服をサッと選ぶことができます。
ニット類は、引き出しのいちばん下に収納。カシミアも含めて、ニットはすべて自宅で洗っているそうです。
「ネットに入れて、洗濯機の手洗いコースです。洗剤はおしゃれ着用にして、仕上げに柔軟剤を使っています」
取材・協力
みつまともこ
ディスプレイデザイナー・インテリアスタイリスト
夫、中学生の娘、愛犬との3人+1匹暮らし。サザビー(現サザビーリーグ)で衣食住にまつわるブランドのウィンドーディスプレイ、ショップデコレーション、撮影のスタイリングなどを手がけた後、フリーランスに。著書に『小さなスペースではじめる 飾る暮らしの作り方』『暮らしの図鑑 ガラス』(ともに翔泳社)がある。https://www.mitsumatomoko.com
作家プロフィール
石川理恵(いしかわりえ)
編集者・ライター
雑誌や書籍でインタビューを手がける。著書に『時代の変わり目をやわらかく生きる』(技術評論社)、『自分に還る 50 代の暮らしと仕事』(PHP 研究所)他。東京・豊島区のアパートの一室に、小さな週末本屋をオープン。instagram:@rie_hiyocomame