読み物
【おしゃれの見つけ方】第15回 後藤由紀子さん/がんばらない、自分を甘やかすおしゃれ
writer 齋藤萌
身長のコンプレックスを解消してくれたダンスコ
「153センチしかない身長も、私にとってコンプレックスのひとつです。そんな悩みを解決してくれたのがダンスコでした。身長を足したいと思ってもヒールは疲れてしまうから苦手なんです。けれどこれは5センチの厚底なので、負担を感じずにスタイルアップが叶います。
中でもパテントレザーが使われたPROFESSIONALというシリーズがお気に入り。ナチュラルな素材のコーディネートが多いので、良いアクセントになってくれています」
お守りがわりに。友だちが作っているアクセサリー
「洋服に限らず、雑貨や生活用品なども、買い物をする時は友人や自分が気に入ったものにお金を払いたいなと思っています。アクセサリーもどれも友人が作ったものや、友人を通して仕入れたものです。
例えばブレスレットはファッションディレクターの岡本敬子さんがデザインしたもの、プレーンのリングは恵比寿にあるSOURCEというお店で扱っているMelissa Joy Manningというデザイナーのもので、パールがついたリングはCarla Carusoのものです。ピアスはshuóのもの」
「身につけていると頼もしい友人たちの存在も感じられるので、私にとってはお守りがわりのアイテムたちです」
着物とパンツを楽しみたい。後藤さんのこれからのおしゃれ
洋服もアクセサリーも、無理せず自分の心地良さを優先させたもの選びをしている後藤さん。後藤さんの朗らかな雰囲気がどうやって作り出されているのか、秘密を知れたような気がします。
最後に、後藤さんがこれから楽しみたいおしゃれについて、伺いました。
「育児がおわって時間ができたので、今年の4月から着付け教室に通っているんです。私の母が着付けができる人だったので、憧れていて。なので着物を楽しみたいというのが、これからしたいおしゃれです。
そしてもうひとつが、パンツスタイルを楽しむことです。一時期はベリーショートにしていたので、ボーイッシュになりすぎないようにワンピースを好んで着ていました。けれど今は髪が伸びてきたので、今度はパンツに挑戦したいなと思ってるんです。
先日、島根県松江市にあるセレクトショップ『Daja』でホワイトのパンツを購入し、ヨーガンレールではブラックのパンツを注文中です。久しぶりのパンツスタイルですから、これからどんなおしゃれを楽しもうか、ワクワクしています」
撮影・取材・文/齋藤萌
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取材・協力
後藤由紀子(ごとうゆきこ)
雑貨店オーナー
静岡県沼津市生まれ。2003年に地元の沼津市で器や衣類、書籍を扱う雑貨屋「hal(ハル)」をオープン。『雑貨と私』(サンクチュアリ・パブリッシング)など、ライフスタイルや雑貨にまつわる著書多数。音声メディアvoicyでの発信も行う。Instagram:@gotoyukikodesu
▷halのショップ情報は @halnumazu
作家プロフィール
齋藤萌(さいとうめぐみ)
編集者・ライター・フォトグラファー
「土屋鞄製造所」「北欧、暮らしの道具店」など、3社にてWebメディアの編集・ライターを経験し、2021年に独立。暮らしまわりやものづくりに関わる取材・執筆が得意。またフォトグラファーとしても活動している。instagram:@megum_isaito