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【おしゃれの見つけ方】第7回 デザイナー・葉田いづみさん/きちんとしているほうが心地いい。ベーシックな着こなしに柄と色でアクセントを
writer 齋藤萌
個性あふれるスカーフで、アクセントをプラス
「上品な華やかさを加えられるスカーフも、お気に入りのアイテムです。夏以外、季節を問わず使っています。
ゴルフをしている人のイラストが描かれたものは、母から譲り受けたものです。面白い柄ですが、モノトーンなため洋服を選ばず、使いやすいんです。
そのほか、私の友人である松元絵里子(写真家)やよしいちひろ(イラストレーター)、そして高原たま(編集者・ネムリコーヒー)と一緒にやっているディレクションユニット・witchi tai toでもスカーフの制作をしています。縁を手かがりで仕上げるなどこだわりが詰まったスカーフで、普段も愛用しています」
ラクするよりも、少し緊張感があるほうが心地いい
品を感じさせるきれいな着こなしに、古着やスカーフで遊び心を加えている葉田さんのコーディネート。その装いが生まれた理由は、葉田さんのこんな考え方にあるようです。
「私にとっての心地いいおしゃれとは、少しきちんとした雰囲気がある服装です。無理はしたくないけれど、背筋が伸びるくらいのほうが暮らしに張りが出ていいなと思っています。
例えばボトムスを選ぶ時はぴったりめのサイズを選びますし、トップスもインして着ることが多いですね。ウエストマークのベルトも、おしゃれだけではなく体型を維持しようという思いに繋がり、気持ちにもメリハリが生まれると思っています。
でもそれだけだと、どうもきれいにまとまり過ぎて、自分らしさが足りないような気がしてしまうんです。そこで、古着やスカーフなどで色や柄を取り入れて、アクセントにするようになりました。ベーシックなスタイルに遊び心を加えて、よりおしゃれを楽しめたらいいなと思っています」
撮影・取材・文/齋藤萌
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取材・協力
葉田いづみ(はだいづみ)
グラフィックデザイナー
デザイン事務所勤務を経て、2005 年に独立。主に書籍のデザインを手がける。松元絵里子(写真家)、よしいちひろ(イラストレーター)、高原たま(編集者・ネムリコーヒー)と立ち上げたディレクションユニット「witchi tai to」では作品集やスカーフなどを制作。Instagram:@ izumi_nsmt
作家プロフィール
齋藤萌(さいとうめぐみ)
編集者・ライター・フォトグラファー
「土屋鞄製造所」「北欧、暮らしの道具店」など、3社にてWebメディアの編集・ライターを経験し、2021年に独立。暮らしまわりやものづくりに関わる取材・執筆が得意。またフォトグラファーとしても活動している。instagram:@megum_isaito