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【おしゃれの見つけ方】第12回 植村美智子さん/きれいめシンプルに少しの抜け感を。スタイリストが今着たい服

writer 齋藤萌

「心地いいおしゃれの見つけ方」をテーマに、自分らしい着こなしやおしゃれのルールを持っている人たちをご紹介しています。

第12回目は、雑誌やテレビなどでスタイリストとして活動する傍ら、一般の方に向けたLiltin’(リルティン)ファッションコーディネートサービスを運営している植村美智子(うえむらみちこ)さんです。

当サイト、ナチュらぎで「おしゃれのはじめの一歩」も連載してくださっている植村さんの、今回はご自身のおしゃれについてうかがいました。

バランスを考えて、自分に似合うものを


10代の頃からスタイリストを目指していたというほど、ファッションが大好きな植村さん。仕事柄、さまざまな人にコーディネートを提案していますが、ご自身はどんなファッションが好きなのでしょうか。

「本当はメンズライクなアイテムが好きなのですが、私の体型や顔の印象に似合わないんです。なので自分に似合うと思える、きれいめでシンプルなアイテムを選ぶようにしています。シンプルだけど、着こなしにちょっとだけ気を遣っているコーディネートが好きですね。

ただ、きれいめな着こなしはキリッとして格好良い反面、やりすぎてしまうと緊張感を感じさせるコーディネートになってしまうこともあると思うんです。なので中にTシャツを合わせるなど、インナーや素材などでどこかに抜けを作るようにしています」

襟やボタンがアクセント。一枚でおしゃれを楽しめるシャツワンピースが好き

そんなこだわりのある植村さんが集めているというのがシャツワンピースだそうです。

「色や素材違いで何枚も持っています。シャツワンピースは生地がしっかりしているものが多いため、きれいな雰囲気がありつつ、体のラインを拾わないので私にとって着やすいアイテムなんです。

私は身長が151センチなためほとんどのワンピースがフルレングスになり、レイヤーせずに一枚で着ることができます。そうやってラクができるところも、お気に入りのポイントです。

さらにあまりアクセサリーをつけないので、襟やボタンなどアクセントになる部分があるのもシャツワンピースの良さだと思っています」

取材・協力

植村美智子(うえむらみちこ)

スタイリスト

文化服装学院卒業後、アシスタントを経て1996年に独立。2010年より個人向けファッションコーディネートサービス「Liltin’(リルティン)」をスタート。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、『「今の自分」に似合う服』(天然生活ブックス)など。『あさイチ』(NHK)をはじめテレビ、雑誌、新聞など多数のメディアで活躍する。ナチュらぎで現在『おしゃれのはじめの一歩』を連載中。https://uemuramichiko.com

作家プロフィール

齋藤萌(さいとうめぐみ)

編集者・ライター・フォトグラファー

「土屋鞄製造所」「北欧、暮らしの道具店」など、3社にてWebメディアの編集・ライターを経験し、2021年に独立。暮らしまわりやものづくりに関わる取材・執筆が得意。またフォトグラファーとしても活動している。instagram:@megum_isaito

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