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【髪とおしゃれ】山村ヒロミさん/60代の新鮮ボブヘア。年齢を重ねて、髪型も暮らしもかろやかにアップデート

writer NATULAGI編集部

タキシードパンツをあえて崩して。新しい髪型で楽しむおしゃれ

「ちょっとハンサムで、きれいな感じのアイテムが気になります」と山村さん。今日穿いているのは、アメリカのヴィンテージショップでみつけたタキシードパンツです。

▲遊び心を添える眼鏡型のネックレスは、リーディンググラスとしての実用性もあります。
靴下が差し色になった足元コーディネート
▲右裾だけ多めにロールアップして、裾からのぞく赤い靴下をポイントに。

「タキシードパンツのようなシリアスな雰囲気のアイテムを、少し崩してカジュアルに着る。そんな“アンバランス”を楽しみたいです」

愛用の眼鏡とヘアケア用品をご紹介

たくさんの個性的なメガネが並ぶ
▲ほとんどの眼鏡は地元・山口の「ポテトメガネ」で購入。「メンテナンスやレンズの入れ替えなども親身に対応してくれる、相性のいい眼鏡屋さんとの出会いが眼鏡のおしゃれを楽しくしてくれます」

愛用の眼鏡コレクションも見せていただきました。個性的なデザインがずらり。「今日のコーディネートにはこれかな」と、着こなしの微調整は眼鏡で。

▲ヘアサロン「TWIGGY.」がプロディースするスカルプケアシリーズがお気に入り。左:EPICUREAN ヘアクレンジング クレイ、右:TWI スカルプセラム
▲左:余[yo]のシャンプー・余白2 は、パウチで購入し、小分けのボトルに入れて使用。 右:パルセイユ ヘアスタイリングミルクは、シャンプー後の保湿に。

「シャンプー前に頭皮のケアをするようになり、パサつきにくくなってきたなと効果を実感しているところです。頭皮用のブラシでマッサージして毛穴の汚れを落とし、シャンプー後は乳液タイプのトリートメントをつけて乾かしています。

この髪型になってからは、セットはヘアオイルを手ぐしでつけるだけ。香りのいいyes.のオイルは髪はもちろん、全身につけられて、旅行のときにも重宝しています」

▲yes.のボディオイル

どんなことも、いい選択だったと思えるように

新しい髪型で笑顔をみせる山村さんからは、迷いや後悔を感じません。

「自分がした決断を、後から『こうしなきゃよかった』って思いたくないたちなんだと思います。

30年前、山口で最初にカフェを始めるとき、景色が気に入って決めた場所が、まだ道もできていないような本当の山の中だったんです。こんなところに誰が来るんだって、家族はもちろん、まわりの人みんなに反対されました。

でも自分の選択を信じたくて。最初はもちろん苦労したんですけどね。うまくいくために、じゃあ何ができるかな、どうしたら人が来てくれるのかなと、よかったと思えるための努力はたくさんしました」

そのカフェは絶景カフェとして人気店となり、現在は息子さんが経営を継いでいます。

最近の活動の中心は、友人3人で立ち上げた「i 計画室(イ・ケイカクシツ)」です。

「i 計画室は、“なんか好きを大切に、楽しみと喜びをカタチにする”プロジェクト。

今はちょうど、年末のチャリティーイベントを企画中です。私も含め、それぞれに別の仕事も持っている3人が集まって、どんなことができるか模索しています。これまでの経験を活かして、人と人とをつなぐ役割になれたらと思っているんです」

アルバイトの掛け持ちは継続しつつも、新たな活動の軸が見えはじめた山村さん。

新しい髪型で暮らす、自由で軽やかな道はつづいてきます。

撮影/河合信幸

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取材・協力

山村ヒロミ

「i 計画室」主宰

山口県長門市生まれ。長門市でカフェや雑貨屋を営み、56歳で単身上京する。グロサリーストア「eatrip soil」の初代店長。現在は、洋食店や帽子ブランドのアルバイトを掛け持ちしつつ、事業支援プロジェクト「i 計画室」の活動もスタート。@epiphanie

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