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自分を大切にするご自愛習慣。「冷えとり」が大人の女性におすすめな理由【くらしきぬ】インタビュー

writer NATULAGI編集部

実践編!冷えとりのリアルライフをご紹介

靴下やレギンス、湯たんぽなどの靴下グッズ

ここからは実践編として、実際の冷えとり生活をのぞかせていただきます。

――冷えとりといえば、やはり靴下の重ねばき。ですが、何枚も重ねたらきつくなったり蒸れたりしないのかな?と気になります。実際はどうなのでしょうか。

佐藤さん
「重ねばきの快適さを追求して、くらしきぬではシルクとウールの組み合わせにたどり着きました。

シルクは吸・放湿性や保温性に優れている、人間の肌に一番近い天然素材といわれています。1枚目はシルクの五本指靴下で肌を包み、2枚目は保温性が高いウールの靴下を重ねばき。4枚以上重ねる場合も、シルク、ウール、シルク、ウールの順番が基本です。すると、空気の層ができて、快適な温かさが保たれます。

同じ天然素材でコットンもありますが、吸水性はあるものの、水をはきだしにくいという難点があります。コットンのTシャツを想像してもらうとわかりやすいと思いますが、汗は吸うけど、びしゃびしゃになりがちですよね。

その点シルクは湿度を逃がしやすいという特徴があるので、不快な蒸れを感じにくいんです

川西さん
「私はシルクの五本指靴下を最初にはかないと落ちつかないくらい、指一本一本がシルクで包まれる心地よさのとりこになっています(笑)

五本指だと窮屈なイメージを持たれるかもしれませんが、冷えとり靴下の場合、ゆるーくおおうように作られているので、重ねてもしめつけ感が全くないんですよ」

五本指靴下の足元
内絹外ウールインナー5本指靴下(写真:ナチュラン公式サイトより)

――重ねる靴下の枚数はどうやって決めたらいいのでしょうか。また、常にはいていないといけないのでしょうか?

川西さん
「枚数は4枚重ねが基本ですが、ご自身の感じ方に合わせて調整してみてください。私の場合は、真冬の寒さに耐えられない時期などは、5~6枚重ねることもあります。

ただ、真夏の炎天下などはさすがに暑くて、汗の吸出しが追いつかないこともありますよね。そういった場合は脱いでしまってもいいと思います」

ーー脱いでもいいんですね。ちょっと安心しました。

無理せずゆるゆると気持ちよく、というのが私たちくらしきぬが提案する冷えとりです。

重ねばき自体が辛くならないよう、無理なく気持ちいいと感じる枚数で、まずは続けていただきたいです」

おしゃれに冷えとりしたい! おすすめアイテムは?

タートルネックにワンピースを着たコーディネート
冷えとり靴下とサンダルの足元
▲かかとがなくストラップ付きのダンスコのBERRYは、靴下の枚数に合わせて調整しやすく便利

――靴下を重ねると靴がきつくなってしまいそうです。靴選びのコツはありますか?

川西さん
「ダンスコの靴が好きで、愛用しています。靴下の枚数が増えても、サボタイプのサンダルだと柔軟に対応できますよ。かかとや甲をベルトで調節できるタイプの靴を選ぶのもおすすめです」

ワンピースにパンツを重ねたコーディネート
▲夏バージョンの冷えとりコーディネート。しっかり頭寒足熱です!
冷えとり靴下とサンダルの足元コーディネート
▲「年々夏に体調を崩しやすくなり、夏こそさぼらず冷えとりするよう心がけています」(川西さん)

川西さん
「夏場は、通気性のいいグルカサンダルやメッシュタイプのサンダルと合わせるのがおすすめです。

くらしきぬの冷えとり靴下は、天然素材のワンピースやパンツとの相性が抜群。靴下を見せるコーディネートも楽しめるよう、色展開にもこだわっているんですよ。

サンダル×冷えとり靴下の足元はボリューム感もかわいいので、おしゃれのポイントにしてみてください」

自分にひと手間、が笑顔を増やす

――心地よくて調子もよくなり、さらにおしゃれもできるなんていいことばかりですね。なにより、お話しいただいた佐藤さん川西さんの表情からも、冷えとりのよさをひしひしと感じました!

佐藤さん
「ありがとうございます。私たちは『体だけでなく心まで温まるものを』という想いで商品をお届けしています。気持ちいい素材に触れてほっと心が休まれば、その分周囲の大切な人を大切にできて、やさしさの循環が生まれると思います。

多くの女性は今、仕事、家事、育児、介護などいろいろな役割を担っていて、忙しい日々を送っていると思います。『自分に手なんてかけていられないよ』という方も多いと思うのですが、そこをなんとか、ちょっとだけ意識を変えて、ぜひ、自分へのひと手間をかけていただきたいです」

川西さん
「自分をいたわる場面ってなかなかない、という方は、ふとしたときに自分を大切にすることを気づかせてくれる習慣を日常に取り入れてみるといいと思います。

私にとって、その習慣のひとつが冷えとり。現在子育て中で大変なこともたくさんありますが、体調を大きく崩すことなくごきげんで過ごせているのは、冷えとりのおかげだと思っています。

みなさんもぜひ、無理なく心地いいと思えるペースで、『冷えとり』を暮らしに取り入れてみてください」

写真提供/くらしきぬ

\さらに知りたい/
 冷えとりQ&A

Q1.靴下は何セットずつあればいいでしょうか?

A.洗濯頻度と生活サイクルにあわせて選ぶのがベター

「これから始めてみたい方や、仕事などの事情でお家でしかはけないという方などは、まずは2~3セット揃えてみてください。

素材の性質上くらしきぬの冷えとり靴下は、できるだけ手洗いをおすすめしています。頻繁にお洗濯できない方の場合、4~5セットと多めに揃えていることが多いようです」(川西さん)

Q2.靴下以外のおすすめの冷えとり習慣は?

A.「はらぱん」と毎日のお風呂

「くらしきぬの人気アイテム『はらぱん(腹巻パンツ)』です。じつは、入社前ははらぱんのことを知らなかったのですが、一度はいたらその温かさと安心感にびっくり!もう手放せません」(佐藤さん)

グレーと黒のはらまきパンツ
▲大ヒットアイテム「はらぱん」(写真:ナチュラン公式サイトより)

「朝起きたら白湯を飲むこと。また、半身浴をする時間はとれない日でも、必ず毎日お風呂に浸かるようにしています」(川西さん)

Q3.靴下を何枚も重ねるのはどうしても面倒と思ってしまいます……

A.少ない枚数で体感できる、初心者セットがおすすめ!

「重ねることにハードルを感じる方のために、2枚の重ねばきで温かさを体感していただく初心者セットや、裏側がシルク、表側がウールになった1枚で温かいお手軽な靴下もご用意しています。

生活に負担のない範囲で、まずは冷えとり靴下の心地よさを味わってみてください」(川西さん)

>くらしきぬ冷えとり特集はこちら

ナチュランの特集へリンクするバナー

取材・協力

くらしきぬ

岡山県倉敷市で暮らすふたりの主婦からはじまった、靴下や下着などの冷えとりアイテムを展開するメーカー。「天然素材で、体も心も温まってほしい」という想いのもと、シルクをはじめとする天然素材でのものづくりを行う。直営店は倉敷に一店舗のみ。 @kurashikinu

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