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プロが伝授!40代50代からのナチュラル服に合うメイクレッスン(ベース/眉毛編)【似合うをさがして】
writer ナチュらぎ編集部
悩み多き大人世代のためのおしゃれをさがす企画。各分野に精通したおしゃれ賢者にお会いして、「似合う」をみつけるためのヒントをいただきます。
大好きなナチュラルテイストの洋服を着る時に、ふと浮かぶのは「メイクはこれでいいの?」という疑問。
社内のスタッフの間でも、ナチュラルな洋服に合ったメイクに自信がない、年齢を重ねてメイクをアップデートできていないかも……など「じつはメイクにまつわる悩みがある」という声があがっていました。
そこで今回は、ナチュランのモデル撮影でも10年以上お世話になっているヘアメイクアーティストの植木歩さんに、ナチュラル服をもっと素敵に着こなすための、大人のメイク術を教えていただきます!
準備編:メイクを始める前に着替えましょう
基本的なことながら、ついやってしまいがちなのが、部屋着のままメイクをしてしまうこと。メイクを始める前にまずは今日着る服に着替えるのがおすすめです。
今回モデルの岩田さんに着てもらうのは、ナチュランの大ヒットリネンブラウス。ピンクは人気No1カラーですが、躊躇してしまうという声もちらほら……。「着てみたいけど似合わないかも?」という不安な気持ちも、メイクを変えることで軽減するかもしれません。
植木さん
「今回は年齢を重ねた大人の女性がナチュラル服を着こなすためのベーシックメイクをご紹介しますが、選んだ洋服の色や気分によってリップの色を変えるなどして、その日ごとの変化を楽しんでみるのがいいと思いますよ」
ベースメイク編:すべて隠そうとしない。意識したいのは「ツヤ感」
植木さん
「大人の女性にぜひ意識して欲しいのは『透明感』と『ツヤ感』です。そのためにまずはスキンケアをしっかりとしてください。
化粧水は2~3回重ねて水分をたっぷりと入れるようにして。さらに美容液や乳液、クリームで保湿をしっかりした後、美容液入りの下地で潤いを補給します。HAKUの美白美容液はツヤ感を出し、トーンアップもしてくれるのでおすすめ。
ナチュラルスタイルに似合うベースメイクは、いわゆる陶器肌のようにすべて隠すメイクではなく、ツヤ感があるヘルシーなメイク。『隠すのはポイントで』を意識するだけで、過去のメイクからアップデートできると思います」
ファンデーションは中心をメインに
しっかり潤いを補給して下地をつけたら、ツヤ系ファンデーションをスポンジにつけて、顔の中心からポンポンたたいてのせていきます。外側はスポンジに残ったものを使って最後に軽く伸ばすだけ。
全面にしっかり塗ってしまうと厚ぼったくなり、ナチュラルなヘルシー感がなくなってしまいます。
コンシーラーを積み重ねるように
クマとシミ隠しにはオレンジ系のコンシーラーがおすすめ。細めのブラシで、気になるポイントに少しずつ、重ねながらつけていきます。
粉は薄くさっとだけ
つけすぎると一気に厚塗り感が出てしまうので、粉のつけすぎは要注意!ブラシでとって一旦手でなじませてから、全体にさっとのせます。
\今回使用したコスメは/
眉毛編:「少し太め」に描くことで元気な印象に
植木さん
「マスカラやアイラインをたっぷりのせてしまうと、どうしても頑張っている感が出てしまう大人世代。メリハリを出すために重要なパーツは『眉毛』です。
年齢を重ねると毛が薄くなってしまうこともあり、元気にみせるためにも眉毛はやや太めがおすすめ。今ある自分の眉毛より、ほんの少し太めを意識するとバランスがよくなります」
眉山から眉尻をペンシルで描く
眉山から眉尻に向かってペンシルで少しずつ描いていきます。眉頭は毛がしっかり生えている場合が多いので、人によっては描かなくてもOK。
パウダーで眉頭をぼかしてなじませる
今回使ったのはKATEの3色パレット。三角のブラシで色をミックスしながら、毛が足りない所を埋めていきます。ブラシを使う際は、必ず手で一度なじませてから。
さらに、パウダーの一番明るい色で眉頭をぼかすようになぞることで、眉毛だけが浮くことなく自然な仕上がりになります。
眉マスカラで立体的に整える
眉マスカラを、最初は毛の生え方に逆らうようにつけてから、最後に毛の流れにそって整えます。
眉毛の描き方を動画でおさらい!
STEP 1 眉山から眉尻をペンシルで描く
STEP 2 パウダーで眉頭をぼかしてなじませる
STEP 3 眉マスカラで立体的に整える
\今回使用したコスメは/
後編はチーク&目元の血色メイクとリップの塗り方をご紹介します。
>>後編の記事へ
撮影/菊地和歌子
モデル/岩田美音
ヘアメイク/植木歩
取材・協力
植木歩(うえきあゆみ)
ヘアメイクアーティスト
美容室勤務を経て、ヘアメイクアーティストとしての活動をスタート。ナチュランでは2011年のオープン当初からモデル撮影を担当。広告やテレビ、雑誌など多方面で活躍する。