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大人のヘアアレンジ講座(ボブ編)/垢抜けひとつ結びと、初心者さんもできるヘアアイロンの使い方【似合うをさがして】

writer NATULAGI編集部
各分野に精通したおしゃれ賢者にお会いして、「似合う」をみつけるためのヒントをいただく企画です。
時間がない、こりすぎたアレンジもしっくりこない……大人になるほど難しくなるもののひとつが、ヘアアレンジです。さらに、パサつきやボリュームダウン、染めてもすぐに気になる白髪など、モヤモヤがつきない大人の髪。
今回は、そんな大人世代にぴったりの簡単ヘアアレンジを、ヘアメイクアーティストの植木歩(うえきあゆみ)さんに教わりました。
01 ちょっとのコツでおしゃれ見え!
ワンランク上の「ひとつ結び」のつくり方

さっとできて便利なひとつ結び。でも、いまいちあか抜けないご近所ヘアになりがちな髪型でもありますよね。植木さんによると、コツをおさえるだけで、ぐっとこなれた雰囲気に仕上がるとのことです!
植木さん
「大人の女性がひとつ結びでおしゃれさを出すためには、ツヤを与えることと、きれいにまとめすぎないことが大事。髪のパサつきをおさえたうえで、ルーズさを加えることを意識してみてください」
用意するのは……
・ヘアオイルまたはバーム
・ヘアゴム1本

オイルやバームを髪全体になじませる


アレンジをする前にヘアオイルかバームを髪全体につけてツヤを出します。髪が太く量が多い人はたっぷりと、逆に髪が細い人はつけすぎに注意しましょう。

「手ぐし」でひとつにまとめる

手ぐしでざっくりとひとつにまとめ、ラフな一束をつくります。コームできれいにまとめすぎてしまうと、ボリュームがなくなりさみしい印象に。

顔まわりのおくれ毛を出す

顔まわりの、もみあげやこめかみ辺りのおくれ毛を出します。出しすぎるとただ疲れているように見えるので、ここは注意! パサつきが気になる場合はオイルやバームでツヤを足して。

結び目をおさえながら後頭部の毛を引き出す


結び目をおさえながら後頭部の髪を指でつまみ、少しずつ引き出していきます。後頭部は丸みをつくるように意識して。ほかにも、耳のまわりなど所々を引き出すことで、ルーズでカジュアルな印象に仕上がります。
「ひとつ結び」の完成!

Step1 オイルやバームを髪全体になじませる
Step2 「手ぐし」でひとつにまとめる
Step3 顔まわりのおくれ毛を出す
Step4 結び目をおさえながら後頭部の毛を引き出す
02 初心者さんでもできるヘアアイロン術。顔まわりを華やかにする「S字カール」

ヘアアイロンは持ってはいるけれど、たまに寝癖直しに使うだけ、という方、意外と多いのではないでしょうか。そんな方必見! ストレートアイロンで簡単にできるカールのつくり方をご紹介します。
植木さん
「顔まわりにS字をつくるだけで、明るく華やかな印象になります。顔まわりに動きを出すと、小顔効果や頬が高く見える効果も期待できるのでおすすめ。アイロンをあてるのは鏡で見える部分だけなので、初心者さんでも簡単にできますよ」
用意するもの……
・ヘアオイルまたはバーム
・ドライヤー
・ヘアアイロン
(今回はストレートアイロンを使用)

ドライヤーで根元を立ち上げる

顔まわりの毛と毛先全体を水で濡らしたら、サイドの毛を真横にひっぱりながらドライヤーをあてて根元を立ち上げます。

手で外ハネをつくる

手を使って毛先全体が外ハネになるように、ドライヤーをあてて癖づけていきます。

アイロンで丸めながらひっぱる

顔まわりの毛をヘアアイロンではさみ、真横にまるめながらひっぱります。

アイロンで裾のカールをつくる

Step3ではさんだ髪の根元を持ち、裾が外側にむかうようにアイロンをあてます。反対側も同じように。最後にオイルやバームを手につけて、カールが全体になじむように整えます。
「S字カール」を動画でおさらい!
Step1 ドライヤーで根元を立ち上げる
Step2 手で外ハネをつくる
Step3 アイロンで丸めながらひっぱる
Step4 アイロンで裾のカールをつくる
「S字カール」の完成!

次回の大人のヘアアレンジ講座は、ミディアム編をお届けします。
>ミディアム編を読む
撮影/菊地和歌子
ヘアメイク/植木歩
モデル/みのり
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取材・協力

植木歩(うえきあゆみ)
ヘアメイクアーティスト
美容室勤務を経て、ヘアメイクアーティストとしての活動をスタート。ナチュランでは2011年のオープン当初からモデル撮影を担当。広告やテレビ、雑誌など多方面で活躍する。