【やすらぐ暮らしのルーティン】vol.2 モデル・小谷実由さん／「好き」に没頭する、ニュートラルになれる時間

日々を豊かに生きるさまざまな方たちに、大切にしている時間や習慣などをお聞きするこの企画。それぞれのルーティンを通して、自分らしいやすらぎのある暮らし、「ナチュらぎ」を見つけていきます。

お話をうかがったのは、ナチュランでもおなじみ、「おみゆ」の愛称で親しまれているモデルの小谷実由さん。

14歳ではじめたモデルのお仕事に加えて、文筆家としてエッセイ本の出版や、最近ではポッドキャスト『おみゆの好き蒐集倶楽部』のナビゲーターとしてなど、多彩に活躍されています。おみゆさんの「好き」を発信するインスタグラムは、フォロワー10万人を超えるほどの人気ぶり。

今回は、そんな忙しいおみゆさんの毎日をすこやかに整える、暮らしのルーティンをのぞかせていただきました。

カッサを使って全身の巡りを促す

「朝晩、カッサで首筋から肩、耳の裏などをマッサージしています。朝はひんやり冷たいままマッサージすると気持ちいい痛みで目が覚め、夜はお風呂に浸かりながら、お湯でほんのり温かくなったカッサでマッサージすることで、一日の疲れをほぐします。

血の巡りが滞ると、やる気が出ないとか、体が動きにくいといった不調を感じていましたが、カッサを使うようになり滞ったものを流していくと、ラクになっていくのを実感。

すっきりとその日一日をスタートできたり、リラックスして一日を終えることができたりと、オンオフの切り替えにも役立っています」

週に一度、好きな香りに包まれながら水回りをピカピカにリセット

「今の家に引っ越してから、週に一度、水回りをしっかり掃除する時間を作るようになりました。忙しい時期には時間があっという間に過ぎてしまうものですが、習慣化すると一週間という時間を意識することができますし、定期的に同じことをするということで、ニュートラルな自分に戻れる気がしています。

目の前のことを考え続けてしまい、気持ちがいっぱいいっぱいになっても、この時間があることで、日常から少しどこかに気持ちを移すことができるんです」

「掃除をするときは、必ずお香を焚いています。我が家には猫がいるので、トイレや洗面所のみでしか使用しませんが、香りに包まれながら、最近の自分を思い返したりして、手を動かすのが好きです」

あえて時間をかけて手紙を書く

「昔から手紙を書くことが好きでした。数年間文通をしている友人がいるので、彼女に書くことが特に多いですが、お仕事でお世話になった方へのお手紙を書いたり、何か頂いたりした場合にはお礼状を書いたりもします。相手を思い浮かべながら、カードや便箋を選ぶのも好きな時間です」

「『誰か』へ宛てた手紙ではありますが、自分の手でペンを持ち、思うままに筆を走らせていくうちに『私こんなこと思っていたんだ！』と自分の中で今まで知らなかった新しい発見もあるから、書くことって奥が深いなと思います。

今の時代メールで簡単に送ることもできますが、手紙を書いて、切手を貼って、ポストに投函するという、自分の気持ちをあえて時間をかけて伝えるということも大切にしたいんです。

なんでも早くできるこの時代に体験すると、便利な世の中にありがたみを感じることもあるし、時間の経過をゆっくり感じることができて気持ちが落ち着きます」

趣味に没頭することで、頭の中を整理する

モデル業に連載の執筆、ポッドキャストの収録と、充実しながらも日々忙しく過ごすおみゆさん。なんだか疲れがたまっているな、と感じたときにおみゆさんが意識しているのは、「切り替える」ことだといいます。

頭を切り替えるためのツールは、今回ご紹介いただいたルーティンをはじめ、自分の心がよろこぶ、大好きなことで頭をいっぱいにする時間。

「一旦やらなくてはいけないことなどを全てストップして、自分の趣味に没頭する時間をとります。頭の中を切り替えることで気持ちも切り替えることができて、よいリフレッシュになるんですよ。

また、なにより幸せを感じるのは、愛猫が家で過ごしている様子をぼんやり眺めているとき。毎日どれだけ見ていても、飽きることなくずっと見てしまいます」

＼おみゆさんのある日
（ナチュランの撮影日）のスケジュール／

7：00　 起床／洗顔やスキンケア、カッサで身体をほぐしながら目を覚ます
8：00　 家族と朝食、愛猫を眺める、日によって読書や水回りの掃除など
9：00　 身支度
10：00　出発
11：00　ナチュランの撮影へ
12：00　ヘアメイク後、スタッフみんなでお昼ご飯
16：00　撮影終了
17：00　帰宅後、少しだけ休憩するため寝る
18：00　夕飯作り
19：00　夕食
20：00　テレビを見たり、誰かに手紙を書いたり
21：00　お風呂で読書
23：00　ストレッチやマッサージなどをして一日の疲れをほぐす
0：00　 YouTubeなどで好きな動画を見て頭の中を好きなものでいっぱいに
1：00　 就寝

＼おまけ／

写真提供／小谷実由さん（スタッフ山口撮影分以外）