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日常のなかにある香り

あたたかく過ごしやすい季節になりましたね。

4月公開のおやつレシピは、今まさに旬を迎えるグレープフルーツを使った「グレープフルーツのシロップ漬け×ルイボスティー」です。(本当に手軽にできておいしいのでぜひお試しください!)

レシピを担当いただいている高梨亜里さんから聞いて印象的だったのが、「グレープフルーツの皮をむくとき、空間には目に見えるほどの天然のアロマがたっぷりにじみ出ている」というお話。確かに!皮をむくとき、細かな霧状の果汁が飛んでいたのを、お話を聞きながら思い出しました。

香りに注目すれば、皮をむくという作業は同じでも、それは「下準備の時間から香りでリフレッシュできる贅沢な時間になる」。高梨さんの豊かな感性に感動すると同時に、そういえば最近嗅覚をしっかり使っていたかなと、自分の生活を振り返りました。

長く続いたマスク生活の影響もあり、香りを感じる機会が少なくなっていたように思います。でも五感の中の嗅覚は、脳を刺激して記憶や感情に働きかけ、生活の質を向上させてくれる大切なもの。ナチュらぎのテーマである「やすらぎ」を感じるためにも、嗅覚をしっかり使わないのはもったいないと、再認識させられました。

みずみずしい野菜や果物が実り、香りのいいお花もたくさん咲き始めるこれからの季節。たまにはゆっくり深呼吸をして、料理中やお散歩中、日常のなかにある香りをたくさん楽しみたいなと思います。

編集スタッフ 田淵

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