[ ICHI Antiquités ]
アカとクロ。
織りにこだわったコレクション
フランスのベルエポック期
「美しい時代」の装い
「今回はアカとクロをテーマに、
織りにこだわったコレクションです。
ブラウスやジャケットは、
19世紀末〜20世紀初頭の
フランスが産業革命を経て、
装いにも変化が訪れた
『ベルエポック（よき時代）』から
インスピレーションを受けてつくられたもの。
ワークウェアやメンズライクな格好いい要素と、
クラシックでエレガントな女性らしさを
ミックスしたシリーズです。」
STYLE01
ichiプレス 本多悠起さん 身長：158cm
「フランスの古い時代のヴィンテージを
イメージしているのですが、
どちらかと言うと、
このジャケットとかはメンズのイメージですね。
チェックもこういう黒のワンピースを入れてあげると
見え方が変わってきます。」
■オリジナルビッグチェックシャツドレス
「エクリュをベースに、
クロの細かい線を縦横に織り込んでいます。
場所によっては
ヘリンボーン使いになっていたり。
いつものチェックよりクラシカルで、
繊細な表情が特徴です。」
「冬物ですが、
このチェックも中のクロのワンピースも、
そんなに分厚くなく、
軽やかで真夏でも着られる素材感。
その方がレイヤードしやすいのと、
洗ったときにシワや風合いが出やすいので、
このリネンの生地にしました。」
■フレンチリネンドレス
「光沢とハリがある
上質なフレンチリネンのワンピースです。
ちょっとゆったりめで、
ぽわんとした袖とくるみボタンがアクセント。
ボタン使いも昔の印象ですね。
1枚で着ても、
透け感はあまり気にならないです。」
「クロのリネンって、意外とすごく表情が豊かで。
着ていくと、焼けたり褪せてくるんですけど、
ヴィンテージのお洋服みたいで、
それも格好いいかなって。
ブラックリネンならではの経年変化が
アクセントになったコレクションです。」
■ウールリネンヘリンボーンジャケット
「フランスの古い時代のヴィンテージをイメージした
クラシカルなジャケット。
昔のものはピシッとしたタイトな感じですが、
そこをアレンジしてゆったりめにしました。
ボタンが多めで、メンズライクな雰囲気。
ゆったりサイズだけど、
きれいにシルエットが出ていて、
シャツっぽく着られるジャケットです。」
■ペルーハンドニットカーディガン
「ペルーの編み子さんたちが
手編みでつくったカーディガンです。
手編みならではの裏使いや、
1点1点表情がちょっとずつ違うのがおもしろい。
少数の編み子さんしか作れない
手間のかかるものなので、
大量生産できず、希少価値が高いニットです。
高山の寒い地域なので、
保温性が高く、良質なウールも魅力。
大きめなので重ね着もしやすく、
お尻も隠れて本当にあったかいので、
アウター代わりになります。」
- コーディネートに使用したアイテム
STYLE02
■コルトレイクリネンコート
「コルトレイクリネンは品質が高く、
光沢がきれいなので全然違う。
リネン好きな人はすぐわかります。
マットなクロなので、着ていくと本当に
古着みたいになっていくと思います。
ベルトでぎゅっとウエストを縛って、
ワンピース風に着てもかわいいし。
一見、格好いい感じですが、
タックとか丸襟とか、
女性らしさもさりげなく入っているコートです。」
■フレンチリネンバンドカラータックブラウス
「さっき（STYLE01）のワンピースと同じ
洗いざらしの雰囲気のある、
上質なフレンチリネンを使っています。
今回はフランスの時代背景にこだわってつくっているので、
その表情が出る生地を選びました。
水を通すたびに膨らむような風合いが出たり、
長く着続けるとクタッとした
ヴィンテージリネンのような表情が楽しめます。」
「ワンピースと同じコロン丸いくるみボタンが
アクセントになっていますが、
立体感のあるタックと後ろネックから広がるギャザーで、
ゆるやかに広がるフレアシルエットも特徴的。
長めの着丈ですが裾までボタンを入れず、
動きがあって、
バランスよく着られるデザインです。」
■オリジナルビッグチェックストール
「ワンピース（STYLE01）と同じ
ミックス織りのオリジナルチェック。
184cm×64㎝の大判サイズなので、
差し柄に取り入れたり、
はおりとしても活躍します。」
■ウールリネンヘリンボーンパンツ
「こちらもジャケット（STYLE01）と同じ、
ベージュとクロが混ざったヘリンボーンの素材。
パンツもフランスの古着をイメージしてつくりました。
ジャケットとセットアップで着るのも
おすすめです。」
- コーディネートに使用したアイテム
STYLE03
■フレンチリネンバンドカラータックブラウス
「ボリュームのある袖とタックが目を惹くブラウス。
色違い（STYLE02）で、
こっちはカーキベージュのようなミリタリーっぽい、
ワークウェアのような雰囲気。
たくさん並んだ球体のくるみボタンは
留めて見せてもいいし、
少し開けても印象が変わります。」
「今回のコレクションは
アカと茶色をディスプレーにしていたので、
このコーディネートにしました。
夏はショール代わりにはおったり、
これからの季節はニットやジャケットと重ねたり。
1年を通して使えるブラウスです。」
■オリジナルビッグチェックスカート
「ワンピースやストールと同じ
チェックのリネンスカート。
エクリュのベースは同じで、
赤の濃淡が出るように細かい線を織り込んだ
クラシカルなチェックです。
今回は真っ赤というより、
ヴィンテージっぽい朱赤なので、
茶色やベージュとも相性がよくて。
茶色を合わせてあげると
アカがちょっとやわらかく見えるので、
展示会のときも茶色の靴を合わせていました。」
■ホールガーメントリブタートルネック
「定番人気のコットンリブの
ホールガーメントニットですが、
伸びを防げるようにテンションを
しっかりめにアップデートしました。
脇や首元や袖口やサイドに
全く縫い目がないので
肌触りがよく、
ストレスフリーな着心地です。
冬の着こなしに映えて、
ポイントになるアカです。」
- コーディネートに使用したアイテム
