今回は“インディゴとブラウン”のグラデーションが楽しめるスタイリング。
リネンデニムのような表情を持ったダークカラーのインディゴは着るほどに表情が変わり、経年変化が楽しめるアイテム。
そして、チョコレートのようなブラウンとインディゴの2色を織り交ぜたオリジナルのチェック柄は立体感のある織りが目を引きます。
本多さんご自身もこの秋注目している“ブラウン”の着こなしをぜひ取り入れてみてください。

ichiプレス　本多悠起さん　身長：158cm

「インディゴダークのお洋服は、何といっても今から育てることができるのが魅力。
すでに縫い目やギャザーは色落ちしてアタリが出ていますが、着る人によって色の落ち方も変わってくるので、世界に1枚しかない自分色のインディゴに変化していきます。
インディゴ×ブラウンのオリジナルチェックはいろいろな織り目が入っているのが新鮮。
立体的な織りもあって、いつものリネンチェックとはまた違った表情を楽しんでいただけるシリーズです。
どちらもややハリのある生地ですが、インディゴは洗っていくうちに糸が膨らんでやわらかくなってくるので、体に馴染んで自分らしい1枚になっていきます。」

※インディゴの商品はお洗濯の際に色落ちの可能性がありますので、単品もしくはインディゴのお洋服とのお洗濯をおすすめします。

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INDIGO DARK DRESS×WOOL LINEN CARDIGAN
深いインディゴカラーにあったか素材をひとつ投入

カーディガンはウール×リネンのカットソー素材。
コットンの裏地を接結させることで、やわらかく暖かな肌触りに仕上がっています。
「カラーはモカブラウンですが濃ゆいブラウンではなくグレーミックスの杢調のカラーなので、コーディネートにも馴染みやすい色合いです。」

「シャンブレーとデニムの中間くらいの生地感のインディゴダークのリネンデニム。
ヴィンテージのお洋服からインスピレーションを受けた細かなディテールがポイントです。バンドカラーの首元や袖の切り替え、袖口にたっぷりギャザーを入れています。」

洗いをかけてアタリを出しているので、新品でも風合いのある素材。
「前開きなのではおりとして重ね着したり、ベルトでブラウジングしたり。
1枚あると着こなしの幅が広がるワンピースです。」

今回の主役でもあるインディゴ×ブラウンのチェック。
188cm×70cmの大判サイズのストールなので、カーディガンからちらっと覗かせたり、アウターにぐるぐる巻きにしたり、アレンジも自在。
「ブラウンと言っても赤味のあるココア色のブラウンでインディゴとの相性もよいので、着こなしの差し色になる1枚です。」

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style 02

INDIGO LINEN DRESS LAYERED STYLE
きれい色をひと匙添えて。チェックとインディゴドレスの重ね着

ショール感覚で気軽にはおれるシャギーニットカーディガン。
両サイド裾を結んだり、カシュクールにして後ろで縛ったり、コーディネートに合わせてアレンジが楽しめます。
「アクセントになる深みのあるオレンジっぽい色が特徴的。毛足の長いアンゴラニットはウールより保温性も高く、上品な印象です。」

定番のウエスト切り替えのワンピースを今回はインディゴ×ブラウンのチェック柄に。
ダークカラーのインディゴワンピースにはおると、赤味のあるチョコレート色×インディゴのチェックが映える装いに。
ウエスト下の切り替えが大人っぽく、はおりとして使えるのも人気の秘密です。

「形はずっと定番でやっているものですが、とても使いやすいので新色が出る度に購入される方も多いワンピースです。
着るほどに自分の体に馴染んでくるのもリネンワンピースの魅力です。」

ボタンを留めて、かぶりのワンピースとして1枚で着るのもおすすめ。
「身幅たっぷりなので、中にTシャツやカットソーはもちろん、タートルなどニットも着られて、季節問わず使えるワンピースです。」

立体感のある織り柄が目を引くおとなっぽい印象のチェック柄ワンピース。
「ベルトをするとスタイリングにメリハリが出て、長め丈ですが着丈も短くアレンジできます。ボタンを少し開けて後ろに抜いても、ちょっと着崩れた抜け感のある着こなしになります。」

「スタンドネックや袖のギャザーは昔のヨーロッパの看護婦さんの制服と、ヴィンテージの古着をミックスしたイメージでつくりました。style01のワンピースと同じ生地で、薄手のデニムのようなイメージのリネン素材です。前後どちらでも着用できるデザインなので、それぞれ違った雰囲気で着ていただけると思います。」

バッグもショルダー、トートとして2WAYで使える定番の形。
「今回もリバーシブルで使えるデザインです。このチェックの裏はグリーンブルーなので、裏返すと全く違った印象になります。持ち手をひと結びして小さくすると肩にかけやすくなりますよ。」

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LINEN CHECK PANTS×INDIGO BLOUSE
柄と無地を半分ずつ取り入れたバランスのよいナチュラルスタイル

ガウチョパンツのような足さばきのよい太めのストレートパンツ。
「タイツやブーツを合わせてもかさばらず、かっこよく穿けるワイドシルエットのパンツです。裏地はコットンなので滑りもよく、1年中使えます。天然素材なのでネップがありますが、風合いとして楽しんでいただけたらと思います。」

合わせたカーディガンは表目と裏目を交互に編んだ畦編みのニット。
「縫い目のないホールガーメント製法で作られたストレスフリーのカーディガンです。とにかく軽くて暖かい！表面を搔いて起毛させているのでぱっと見の素材感も新鮮。
ボリュームはありますが、着丈が短いから重くならないのもポイントです。タンクトップやTシャツにはおってもチクチクしないですよ。」

「ブラウスもワンピースと同じく、ドロップショルダーの切り替えや袖口にギャザーを入れることでヴィンテージライクなディテールを取り入れました。
お尻が隠れるくらいの着丈なので、手持ちのアイテムとも合わせやすいと思います。
前開きなのではおりとして使うのもおすすめです。」

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本多さんコラム

こんにちは。

今年の秋は少し暖かい日が長かったような…… やっと肌寒くなってきましたね。ニットやアウターも着られる気候に。
寒いのは苦手ですが、冬はレイヤードができるのはうれしいです。
食べものや飲みものも暖かいのが美味しく感じます : )

今回ご紹介しているコレクションは、様々なリネンのインディゴコレクション。
“ INDIGO” という色の中にも様々な濃淡や色合いがあり、それぞれ表情も違います。また着てくほどに色が落ちていくのもインディゴを着る魅力です。
シーズン通してインディゴを着ているうちにシーズンごとのカラーコーディネートや新しい発見も……。
新しいコレクションではAntiquités 定番のインディゴリネンも、INDIGO ベース×チョコレートBROWNのオリジナルチェックが新鮮です。
ブラウンのリネン糸がいっしょに編まれることで、インディゴブルーの深みと明るさが一層映えるチェックです。
ずっと着続けているインディゴリネンはスタイリングの印象も変わりますよ。
インディゴやデニムにBROWN を合わせるコーデは昔から好きで、個人的にもよくブラウンの靴や帽子、ベルトをプラスしています。
今回のインディゴチェックにもブラウンの小物、ニット・コート・タイツやソックスなどを重ねてみてください。
インディゴの青がワントーン明るく感じます。
長く着続けている色は、毎シーズンごとに新しい発見があります。
色の可能性は無限なんだな〜と展示会の準備をしていたり、毎日着る服を選ぶ時、また生活していて何気なく目にする街中や自然、食べものからも……。
自分の好きなスタイル・定番はベースにあるけど、自由に色や服を着たいですね。もちろん新しいスタイルや着方もプラスしていきたいです。

早いもので、今年も最後のコラムになりました。
コラムを書かせていただいて８年が経ちました、みなさんいつも読んでいただきましてありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
少し早いですが、みなさん良いお年をお過ごしください。

i c h i 本多 悠起

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