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【素敵な人の3つのルール】山岡まさえさん/少数精鋭のワードローブで叶える「毎日が特別」なおしゃれ

writer NATULAGI編集部

ナチュらぎが注目する素敵な方たちに、おしゃれの<3つのルール>をうかがう企画。

第7回目は、60代の暮らしとファッションを、インスタグラムやnoteで日々発信する山岡まさえ(やまおかまさえ)さんです。

山岡さんは、専業主婦を経て45歳で起業し、社長業をつとめる女性。なるほど! と共感させられる考え方や、思わず憧れてしまうもの選びの審美眼が、多くの人を惹きつけています。

今回は山岡さんに、今の自分らしいおしゃれをつくるため、大切にしているルールを教えていただきました。

 [目次]

Rule1 「似合うもの」よりも「しっくりくるもの」

Rule2 少数精鋭のワードローブを保つ

Rule3 日常こそ「いいもの」を選ぶ
 

「似合うもの」よりも「しっくりくるもの」

「50代後半からは、『似合う』よりも『しっくりくる』ことを優先するようになりました。着ていて少しでもストレスを感じる服は結局着なくなるので、自分が心からリラックスできるアイテムだけを持つと決めています。

窮屈だったり重かったりなど、少しでも違和感があるものは、それがたとえお気に入りで似合っていたとしても、思いきって手放すことにしています」

「最近は、愛用していたチノパンがサイズアウトしてはき心地が悪くなったので、同じ雰囲気のパンツを買い替えました。

以前のチノパンはまだまだ使えるので、フリーマーケットに出品して次の持ち主を探す予定です」

少数精鋭のワードローブを保つ

▲毎日着たいと思える服だけを残した山岡さんのすっきり美しいクローゼット!

「たくさんの服を持っていても、結局着るものは決まっていることに気づいてからは、アイテムを厳選し、ワードローブをコンパクトにしています。

買い足すのではなく『買い替える』を意識することが、少数精鋭のワードローブをキープする秘訣。

どんどん増やすのではなく、今あるものを見直して、本当に必要なものに買い替えることで、クローゼットの中身が洗練されていきます。

その結果、持っている服をより大切にするようになり、それを着こなしていくことでスタイルが確立され、自分らしいファッションが完成されていくのを感じています」

▲何足も買い替えながらはき続けているドクターマーチンの3ホール。

日常こそ「いいもの」を選ぶ

▲白いワンピースはハンドメイドブランド『urq(ウルク)』のもの。洗濯するほど風合いがやわらかくなって、どんどん好きになっていくお気に入りの一着。

「仕事柄表に出ることも多く、以前は『特別な日に着るための服』を重視していました。けれど、50代が終わる頃からは『毎日が特別、日常で着る服こそ大切にしたい』と、考え方が変化したんです。

家にいるときの部屋着選びも、慎重になりました。日常こそいいもの、気持ちを上げてくれる服を選びたいと思っています」

▲毎日使う靴下はちょっと贅沢に、イギリスの老舗「Pantherella(パンセレラ)」のものを愛用中。カジュアルにもフェミニンにも使えてはき心地も抜群です。

「服はただ着るものではなく、自分を表現する大切な要素だと思っています。

60代の今、気になっているのは、グレイヘアを活かしたシンプルなモノトーンコーデや、心地よく過ごせる天然素材のアイテムです。

『買い足すのではなく、買い替える』スタイルを突き詰めていって、本当に長く愛せるアイテムだけを揃えていきたい。毎日の着こなしを楽しみながら、自分らしくセンスを磨いていきたいです」

写真提供/山岡まさえさん

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取材・協力

山岡まさえ(やまおかまさえ)

会社代表

一般社団法人日本グルーデコ協会代表理事。「グルーデコ®」というハンドクラフトを発表し、45歳で会社をスタート。講師の育成や商品に関わる活動を通して、ハンドメイドの価値が認められる社会や、女性の活躍を応援。社長業のかたわら、自身のおしゃれや暮らしをSNSで発信し人気を集める。Instagram:@yamaokamasae

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