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【クローゼット拝見!】ビジュアルコンサルタント・能登屋英里さん/玄関に身支度コーナーをつくり、お気に入り5着をコーディネート

writer 石川理恵

おしゃれの舞台裏であるクローゼットを拝見しながら、服づきあいについてうかがう企画。

第2回は、ビジュアルコンサルタント、整理収納アドバイザーとして活躍する能登屋英里(のとやえいり)さんの家を訪ねました。

 [目次]

 ・ウォークインクローゼットに、家族の服をひとまとめ

 ・定量キープが続けられるのは、一カ所管理が快適だから

 ・服の購入は、コーディネートを考えながら

 ・お手入れと身支度がスムーズになるコーナーづくり

ウォークインクローゼットに、家族の服をひとまとめ

能登屋英里さん
▲52平米の中古マンションを1LDKにフルリノベーションして暮らしています。

芸大卒業後、アパレルショップのディスプレーを担当していた能登屋さんは、もともとファッションが大好き。20代の頃はトレンドに合わせてさまざまなテイストの服を着こなしていたそうです。

結婚、出産を経て40代になったいま、おしゃれの方針が定まり、家族共有のウォークインクローゼットにおさまる範囲の服の量に。

クローゼットの内部
▲クローゼットの右手に夫の服を吊し、正面の半分に娘の服を吊しています。
クローゼットの内部
▲正面のもう半分と左手が、能登屋さんのコーナーです。

定量キープが続けられるのは、一カ所管理が快適だから

クローゼットの広さは、1.5畳。リビングに面しているため出入りがしやすく、家族全員の服がここにあるので、洗濯を終えた服をいっぺんにしまうことができます。

クローゼットの引き出し収納
▲カットソー、パジャマ、靴下などは引き出しへ立てて収納し、上から見渡せるように。
ハンガーに衣類を収納
▲ハンガーの本数を増やないことが、服の定量を保つコツだそうです。

衣替えは、「簡単にしている」という能登屋さん。引き出しの右列にシーズンオン、左列にシーズンオフの服をしまって、季節の変わり目に引き出しの左右を入れ替えています。

4〜5年前まで、シーズンオフの服を預かってくれる宅配クリーニングを使っていましたが、服を買いすぎなくなったいまではその必要もなくなり、管理が減ってラクに。

かさばる上着類や、手放すかどうか悩み中の服は、大きなスーツケースに入れてクローゼットの奥に収納しているそうです。

引き出し収納
▲クローゼットの入口に近い右列にオンシーズン、手の届きにくい左列にオフシーズンを収納。
スーツケースの中にしまわれた服
▲旅行でスーツケースを使うときは、イケアの大きな袋にサッと移し替えています。

取材・協力

能登屋英里(のとやえいり)

ビジュアルコンサルタント・整理収納アドバイザー

夫、娘と3人暮らし。アパレルショップのディスプレー担当などを経てフリーランスに。個人宅向けアドバイスや、リノベーションコンサルティングなど、インテリアと整理収納の両面から快適な空間を提案している。著書に『小さなスペースで楽しむ模様替え』(翔泳社)、『築50年52平米 物が多いのに片づいて見える家』(KADOKAWA)がある。https://eirinotoya.com

作家プロフィール

石川理恵(いしかわりえ)

編集者・ライター

雑誌や書籍でインタビューを手がける。著書に『時代の変わり目をやわらかく生きる』(技術評論社)、『自分に還る 50 代の暮らしと仕事』(PHP 研究所)他。東京・豊島区のアパートの一室に、小さな週末本屋をオープン。instagram:@rie_hiyocomame

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