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【おしゃれの見つけ方】第5回 スタイリスト・佐藤かなさん/定番アイテムをうまく取り入れて、気負わずおしゃれを楽しむ

writer 齋藤萌

差し色としても優秀。ついつい集めてしまうピンク色

決まったアイテムを繰り返し上手に使いこなしているかなさん。そんなかなさんが「これだけはついつい集めてしまう」というのが、見ただけで思わず元気になる、鮮やかなピンク色のアイテムたちです。

「20年くらい前からピンク色にはまってしまい、見つけると思わず買ってしまいます。薄いピンク色も好きですが、ガーリーな印象が強いので私の雰囲気には合わないんです。けれども濃いめのピンクなら私でも取り入れやすいと感じています」

「装いがシンプルでも、このピンクを取り入れるだけで差し色が加わり垢抜けて見えるなぁと思いますね。さらに顔色も明るくしてくれる、大好きな色です」

無理して続かないよりも、気負わず自分らしく

定番のアイテムを決めていたり、一着で決まるアイテムを使ったり、背伸びせずに上手におしゃれを楽しんでいる佐藤かなさん。

こうした洋服選びができるのは、かなさんが自分をよく知り「無理をしない」という選択をしているからかもしれません。

「素材が肌に合わなかったり、ポケットがついていないなど機能が自分に合わなかったりするだけで、ついつい着なくなってしまうんです。アクセサリーも、手を洗うときに外すのを手間に感じてしまうので時々しか身につけません。

とにかく日々面倒に感じなかったり、嫌だなと思うポイントがないことが、私にとってはとても重要なんです。

どこにでもありそうな何気ないアイテムでも、丈やシルエットなど、ちょっとしたことに気を遣うだけでおしゃれは楽しめると思っています。

気負わず気持ちよく過ごしながら、今後も自分に合ったおしゃれを楽しみたいです」

撮影・取材・文/齋藤萌

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佐藤かなさんとナチュランのコラボレーションアイテム

取材・協力

佐藤かな(さとうかな)

スタイリスト

明治学院大学フランス文学科卒業後、スタイリストの道へ。『リンネル』をはじめ雑誌や広告、書籍などを中心に活躍中。自身のカジュアルで気負わない私服スナップも大人気。長年の趣味が高じ、『KANA’S STANDARD』(文化社出版局)など、裁縫に関する著書も多数出版している。Instagram:@ kaaana75

作家プロフィール

齋藤萌(さいとうめぐみ)

編集者・ライター・フォトグラファー

「土屋鞄製造所」「北欧、暮らしの道具店」など、3社にてWebメディアの編集・ライターを経験し、2021年に独立。暮らしまわりやものづくりに関わる取材・執筆が得意。またフォトグラファーとしても活動している。instagram:@megum_isaito

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