ナチュラルな暮らしとおしゃれのセレクトショップ

暖かくなって、シンプルな着こなしにアクセサリーが映える装いの季節になってきました。
今回はAntiquitésオリジナルの水撚りリネンにストライプやカディコットン、アクセサリーをミックスさせたスタイルをご紹介。
シロ・アカ・クロのキリッとした色と、やわらかなニュアンスカラーの重ね着を見せていただきました。
「どのアイテムもそれぞれ組み合わせを変えても相性がよいですよ」と本多さん。 春のおしゃれが楽しくなりそうです。
ichiプレス　本多悠起さん　身長：158cm

本多さんが‟かみなりシワ”と呼ぶ、細かなシワが特徴的な水撚りリネン。
‟水撚りリネン”普段あまり聞き慣れない言葉ですが、糸を紡ぐ際、水にくぐらせることで強度が増して、撚りを多くかけることができるので強くてハリのある糸になるそう。 織り上げられた生地はさらっとした肌ざわりで、湿度の高い日本の夏にぴったりです。

style 01

LINEN TUNIC×KHADI COTTON SKIRT
楽で涼しいリネンチュニックと軽やかカディコットンのスカート

水撚りリネンを使ったチュニックはシャリ感と細かなシワが特徴的。
「この赤を出したくて、デザイナーが生地屋さんと打ち合わせを重ねてできたオリジナルの生地です。着ていくとやわらかくなりますが、洗うとまた‟かみなりシワ”が出てきますよ。」

ほどよい首開きと深めのサイドスリットで重ね着もしやすいデザイン。
「オーバーサイズなのでいろいろな着方ができます。首もとからあえてインナーを見せるのもおすすめ。風通しがいいので、これからの季節に便利なチュニックです。」

中に合わせたスカートはやわらかく軽いタッチのインドのカディコットン。
１つずつ時間をかけて手紡ぎ・手織りで作られた生地です。
糸が切れたときにできるフシや、織りムラ・糸の凹凸など繊細な表情も魅力的。
「ウエストの共ヒモは洋服に合わせて、結び目を変えるのが着こなしのポイント。今回はチュニックのスリットからリボンとピンタックを覗かせています。」

タイのカレン族が手作りしているビーズを使ったアクセサリー。
「ツヤ消しされたマットなビーズが新鮮。リネンやカディなどのシンプルなコーディネートのアクセントになります。」

「アカ×ターコイズは夏のおしゃれに映える組み合わせ。ネックレスはぐるっと手首に巻いてブレスレットとしても使っています。」

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style 02

LINEN CARDIGAN×LINEN DRESS
今年らしいニュアンスカラーと素材を生かした重ね着

シャリのあるリネンワンピースにふわっとした東炊きリネンのはおりを合わせて。
同じリネンですが、風合いの異なる素材を重ねることで着こなしに奥行きが出ます。

「ガウンをはおるように気軽に着られるカーディガンです。合わせる洋服ともバランスが取りやすい長めの着丈で、ネックレスやブレスレットなどアクセサリーを合わせても映えます。」

小さな釜を使用し、職人さんの手作業で染められる東炊きリネン。
やわらかな肌ざわりで、素肌にはおってもチクチクしないので、夏の日除け・冷房対策にも。

付属の共ヒモを合わせると違った装いに。
「ぎゅっとしたり、緩めに縛ったり、アレンジも自在。ループがないので、洋服に合わせてお好きな位置で結んでください。」

‟かみなりシワ”が目を引く水撚りリネンのワンピース。
1枚1枚全く同じ表情がないのもこの素材の魅力。
「上からプルオーバーを合わせるとスカート風に。中にスカートやパンツを合わせたレイヤードも楽しめるので1年を通して使えます。」

ナチュラルなカラーだけでなく、シロ・クロなどモノトーンとも相性のよい落ち着いたカーキ。
style01のスカートをインナーに合わせて、裾から覗かせて。

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style03

LINEN CARDIGAN×LINEN SKIRT
まさに1枚で主役！気分が上がるアカの着こなし

水撚りリネンを使用したstyle01のチュニックと同じこだわりのアカのスカート。
「シワを気にせず持ち歩けるのでご旅行にもおすすめです。ペチコート付きなので透け感も気にせずはいていただけます。」

ナチュラルな杢調の色合いのリネン素材のニットソーカーディガン。
アカと合わせてもやさしい雰囲気になります。 「裾を垂らしてラフにはおったり、穴に通して後ろで結んだり。いろいろなアレンジができるので3WAY以上着こなしが楽しめます。」

前後逆にして後ろで結ぶと首開きにドレープの入ったプルオーバー風に。
「私は短めが好きなので上下逆にしてボレロのようにはおったりしています。日差しが強くなるこれからの季節はストールのように首にぐるっと巻いて日除けにも。」

「昔の穀物を入れるようなイメージの大きなリネンバッグ。同じリネンなのでAntiquitésの洋服とも一体化して馴染みやすく、持ち手もしっかりしていて肩にかけられるので実用性もあります。」

「バッグの口の耳使いがポイント。‟耳”は生地の端なので作ることのできる数も限られます。洗いざらしのくたっとした風合いのリネンですが、使うほどに馴染んで、自分らしい素材になってきます。」

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style04

LINEN TUNIC×STRIPE LINEN SKIRT
同じ素材を重ねた大人のモノトーンコーディネート

style01と同じオリジナルの水撚りリネンチュニックの色違い。
「あえて長めのチュニック丈にしていますが、スリットを入れることでバランスよく重ね着ができるようにしています。」

見た目にも涼しい透け感のある素材が上品な印象。
「暑い時期は1枚で、秋冬はニットとの重ね着も楽しめるのでオールシーズン使えます。シーンを選ばず使える‟クロ”は1枚あると便利。」

チュニックと同じ強撚リネンのスカート。
座りシワも気にならないので、長時間の車・電車移動が多い日にも◎。
「手持ちのアイテムとも合わせやすいチャコール×ナチュラルのやわらかな配色です。ウエストもゴム&ヒモで楽ちん。コットンの裏地付きなので夏は1枚ではいていただけます。」

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本多さんコラム

みなさん、こんにちは！
日差しも明るく一気に初夏に近づくような暖かさになってきました。
毎日のコーデも少しずつ身軽なスタイルに……。
シンプルなスタイルにパッと映えるカラーと表情ある素材感の Antiquités SUMMER COLLECTION のご紹介です。
展示会でもずっと着ていた ‘’REDリネン×Whiteカディーコットン’’ のスタイリング。
たくさんのシワ感とシャリ感が表情になったオリジナルの無地とストライプのリネン。
アースカラーから綺麗な赤まで、同じ素材のリネンでもカラーで印象が全く違う強燃リネン。
糸の撚りの回数を増やした強撚リネンはシャリ感がありつつもさらりと柔らかな着心地で、私も夏になるとよく着るリネンです。
そして今回のコレクションの赤はとても発色が綺麗！
赤に合わせた軽やかな白は、インドで手紡ぎ・手織りで作られた完全に手作り、オリジナルのカディコットン。
手仕事ならではの糸の撚りムラや糸の凹凸感など、デメリットな部分がカディならではの雰囲気ある表情になった生地です。
カディは昔から好きで、ショールや服も着続けています。
薄手ながらしっかり丈夫で、お洗濯するほどに柔らかくなっていきます。
軽くてやわらかな、ふわりとした風合い……。
身にまとうと肌で感じる心地良さ。
洗いたてのリネンと同じぐらい、袖を通すときが好きな生地です。
強燃リネンもカディも、お洗濯後に太陽の日差しですぐに乾く生地。
暑くなってくる今からの季節にぴったりです。
夏の明るい日差しに映えるコレクション、軽やかなスタイルを楽しんでください。

i c h i 本多 悠起

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