素材が持つ雰囲気や特徴を活かしたデザインで人気の「ICHI Antiquites」 から、今回はこだわりの染物アイテムをご紹介いたします。日本の職人さんによる泥染め、泥インディゴ染め、東炊き加工を施した上質な生地を贅沢に使用しています。まだまだ暑い日が続きますが、今から着られる心地の良い天然素材を身にまとい、秋の準備を始めましょう。

モデル身長：163cm

01. DORO

一枚一枚丁寧に天然染料を使って染め上げた、ニュアンスある独特な風合いが魅力的。シャリ感のある、さらりとした肌触りの繊細なリネンを使用してます。着て洗うを繰り返すことで、素材そのものの風合いや色合いが増していく経年変化も楽しみの一つです。

小さめの襟で顔回りがすっきり見えるシャツと、ギャザーがたっぷり入ったスカート。泥染めにより自然な色ムラがあるので、普通の茶色よりも合わせやすく、普段茶色が苦手という方にもお使いいただきやすいアイテムです。

手仕事ならではの奥行きがある豊かな色合いが魅力的。ドロップショルダーでラフに落ちるシルエットが、こなれた印象を与えてくれます。通気性・吸湿性にも優れた素材で、ロングシーズン快適に着られるのもうれしいポイント。ボタンを開けて羽織りものとして着まわすのもおすすめです。

細かいギャザーが魅力的なスカートは、ペチコート付きなので透け感を気にせず着用できてロングシーズン着まわせます。ウエストは総ゴム仕様で、内側の紐によって調節も可能。

シャツとスカート両方とも、今の時期でも気持ちよく着ることができますが、暖かい羽織りと合わせれば秋にも大活躍。着方も季節も選ばず、幅広く対応できる優秀アイテムです。

コーディネートに使用したアイテム

02. DORO INDIGO

ゆったりとしたオーバーシルエットが着心地の良い泥インディゴ染めのワンピースを、前開きで軽い羽織りとしてコーディネートしてみました。

天然染料が奥行きを感じさせ、深みのあるスタイルを生み出します。合わせ技で、「ICHI Antiquités」らしい風合いを贅沢にお楽しみください。

コーディネートに使用したアイテム

こちらは、上でご紹介した泥インディゴ染めのワンピースと同じ形。1枚で着てもサマになりますが、中に色柄物を入れてちらりと見せるスタイルもおすすめ。

中に入れたスカートも天然染料を使用した柿渋染め。泥染めとの相性が抜群ですので、ご一緒にいかがでしょうか。

コーディネートに使用したアイテム

03. AZUMADAKI

東炊きによって染められたリネンを使用。くたっとやわらかな風合いと肌なじみのよさ、深みのある美しい色合いが魅力です。吸湿・速乾性に優れた素材でロングシーズン快適に着用できます。

ギンガムチェックのプルオーバーは、立体的なタックと、小さめのボタンをたくさん並べたデザインがポイント。ベージュとネイビーの落ち着いた配色で、大人シックなコーディネートにぴったりです。

空気を含んで柔らかく、優しく包まれるような着心地と、深みのある美しい色合いが魅力のスカート。贅沢にギャザーを施し、生地のやさしさがさらに引き立つシルエットに仕立てました。ウエストは総ゴム仕様ではき心地がよく、内側のヒモでサイズ調節も可能です。

東炊きと同様に江戸時代から伝わる釜入れの技法、織姫炊きを採用したロングジャケットと合わせて、古から続く日本の手仕事をご堪能ください。

コーディネートに使用したアイテム

こちらも東炊きによって染められたリネンを使用した、ストライプのワンピース。フロントの多ボタンと上品なタックが印象的。

後ろのヨーク位置で、ストライプの縦と横を切り替えたデザイン。
裾脇のスリットもデザインのアクセントとなり、ボトムを重ねたレイヤードスタイルが軽やかな印象に仕上がります。

泥インディゴ染めのストールを軽やかに羽織って。巻き方がいろいろ出来る大判で使いやすいストールは、日よけや温度調整にもオールシーズン活躍できるおすすめアイテムです。

泥染めと東炊きの相性も抜群。３つの伝統的な日本の染物をご紹介してまいりましたが、手仕事でしかだせない独特の風合いを感じながら、秋口まで意識した様々なコーディネートをお楽しみください。

コーディネートに使用したアイテム

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