暮らしにアロマを くつろぎの空間インテリア
新しい季節を迎え、約1カ月が過ぎようとしています。環境が変わり、緊張の日々を送っている方も多いのではないでしょうか。ぎゅっと入れていた肩の力を抜いて、ゆったりとしたひとときを持つのはなかなか難しいもの。
そこでちょっとした時間でできるリラックス方法として、暮らしにアロマを取り入れてみてはいかがでしょうか。バイヤーがおすすめするアロマグッズとともに、詳しくご紹介いたします。
香りが暮らしにもたらすもの
香りは嗅覚によって認識されます。その嗅覚は五感の中でも太古から存在する原始的な感覚器とされており、本能的な行動や感情、直感に関わる大脳の部分にダイレクトに届きます。そのため意識しなくも、本能的に香りに反応する仕組みができているのです。
では香りが身体にどんな影響を与えるのでしょうか。
日頃のストレスを軽減
日々の暮らしで抱えてしまいがちなストレスは、自律神経の乱れが大きく関係していると言われています。自律神経は交感神経と副交感神経とがあり、この2つのバランスが保たれることで安定します。ところがストレスがかかるとバランスが崩れてしまい、免疫力が低下することで体調不良を引き起こすことも。
アロマを用いることで心地良さが得られ、ストレス緩和の手助けになると期待されています。
脳を刺激してリラックス
心身ともにリラックスした状態の時に、脳が発するα(アルファ)波。ストレスを抑えたり、脳の活性化を促し、免疫力を高める効果が実証されています。このα波を引き出すとされているのが香りです。好みの香りをかぐことでゆったりとくつろぐことができ、健康的な暮らしにつながると言えます。
香りによって効果が異なるアロマオイルの種類
心身をリラックスさせる効果があるとされるアロマですが、その種類は多岐にわたります。ここでは素材別に分けてご紹介。お好みの香りを見つけてみてくださいね。
フローラル系
ラベンダーやカモミール、ローズなど主に花から抽出されたもので、女性的で甘い香りが特徴。
ストレスや緊張をそっとほぐしたり、気持ちを明るく優しくさせてくれると言われています。
柑橘系
スイートオレンジやレモン、グレープフルーツなど爽やかでフルーティな香りが特徴的なアロマ。
みずみずしく癖のない香りはアロマ初心者にぴったり。
殺菌作用や皮膚の収れん作用、消化を促す効果が期待できるものも。
ハーブ系
ティーツリーやペパーミント、ローズマリーなどのハーブ系は、すっきりした香りで気分をリフレッシュしたいときにおすすめのアロマです。
お部屋の空気を爽やかにしたいときにも効果を発揮します。
最近では花粉症や風邪の症状に合わせてよく使われているようです。
エキゾチック系
ジャスミンやイランイラン、パチュリなど、神秘的かつ個性的な香りが特徴。
オリエンタル系とも呼ばれ、東洋的でミステリアスな雰囲気を有するものが多いため、瞑想やヨガでよく使用されています。
香りが強いものが多く、柑橘系などとブレンドするのがおすすめです。
手軽に香りを楽しむ工夫
アロマと言ってもタイプや使い方はさまざま。バイヤーがおすすめする、手軽に取り入れられるアロマをタイプ別にご紹介いたします。
スティックタイプ
気軽に繰り返し楽しめる ディフューザー
アロマオイルの入った容器にスティックを挿しておくだけで、長時間香りを楽しめるディフューザー。火や電気を使わなくても香りが広がる手軽さが人気で、種類も豊富。オイルを交換することで繰り返し使用でき、環境にも優しいアイテムです。
香木タイプ
空気をリフレッシュする パラサントボトル
空気を浄化させる作用があるとされる、香木「パラサント」。甘く落ち着きのあるウッディ系の香りがふわっと優しく香ります。ハーブやドライフラワーと一緒に詰め込んだ瓶は、インテリアをおしゃれに格上げ。
香木に一度火をつけたあとに消して、煙とともに香りを広げる「スマッジング」という方法でも楽しめます。
ミストタイプ
シュッとひと吹きでリセット アロマスプレー
アロマオイルを水などに溶かし、ミスト状に噴出させることで、気軽に香りを楽しむことができます。気分転換したい時にお部屋全体に、寝る前に枕やシーツなどのファブリックに直接シュッと吹きかけたり。おしゃれなボトルを選べば、出しっぱなしにしても気にならずすぐに手に取れます。
香りに癒され 自分らしい毎日を
手軽に取り入れられてインテリアのアクセントにもなるアロマグッズ。おうちでのくつろぎ時間にお好みの香りをプラスすれば、よりリラックスした空間となることでしょう。日々の緊張をそっとほぐして、毎日を自分らしく過ごせますように。