『あたらしくも、変わらない』をテーマに、作り手の見える「品性ある製品」を生み出す日本のスニーカーブランド「blueover」と、今春から取扱いがスタートする新ブランド「AROA」の2ブランドがナチュランに初登場です。天然皮革を使った、完成までの全工程を日本国内で行う“ジャパンメイド”のこだわりとその魅力について、たっぷりとご紹介します。オリジナリティ溢れる播州織アーティスト tamaki niime ( 玉木新雌 ) さんとのコラボデザインにもご注目を♪
普遍的な使いやすさと美しさを兼ね備えた
blueoverを象徴するモデル
「日本でスニーカーが生まれたらどんなカタチだろうか」。そんなテーマに思考を巡らせ、スニーカーの持つ要素を見つめ直し、分解、再構築。その結果、極力余計な装飾を削ぎ落した、普遍的でシンプルな現在の形にたどり着きました。ちなみに、そのキュートな名前は、グーニーズに登場する「マイキー」に由来するとのこと。
他にはない、厚み、発色の良さから厳選されたベロアスエードを贅沢に使用。一番の特徴はなんといっても、つなぎ目のない一枚革で形成されたアッパーです。このアッパーが足を包み込むような心地よさをもたらし、履くほどに足に馴染んでいきます。
つま先とかかと部分には革靴で用いられる固い「芯材」入りで、型崩れもしっかりとカバー。硬めのソールを採用することで、アスファルトの上を長時間歩いても足への負担が少なく、休日の町歩きにもぴったりな仕様です。
まるで革靴のような佇まいで、普段のナチュラルウェアにも品よくマッチ。美しいフォルムとシンプルさで、どんなスタイリングとも合わせやすく男女問わず履き続けていただけるデザイン。しっかりとしたホールド感で、始めはタイトな履き心地ですが、だんだんと革靴のように、やわらかく足に馴染んでくれます。
コーディネートに使用したアイテム
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こちらは、ベロアスエードの発色がより際立つキャメルカラー。皮革メーカに依頼することで、この独特な色合いが生まれています。手作業による部分が多く、シーズンごとに色合いが異なる「手作業と機械の中間」とも言える、絶妙な風合いの良さも魅力のひとつです。
靴の内側には、吸湿、放湿性に優れた天然皮革を使用しているため、素足が覗く夏場でも快適。季節の移りかわりとともに軽やかになる、春の装いのポイント使いにもおすすめです。
コーディネートに使用したアイテム
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ぱつん♪としたお顔が可愛らしい
blueoverの新定番となる存在
2018年夏に、播州織作家の玉木新雌さんとのコラボレーションで生まれた、愛らしいデザインが魅力的。人気のデザインはそのまま活かし、オールレザー仕様にしたblueoverらしさを感じさせる仕上がりに。「おかっぱ」という名の通り、ぱつんとつま先にベロアをのせた、可愛らしいコンビネーションが印象的です。
光沢をおさえたオリジナルレザーを使い、スニーカーでありながらも品のある雰囲気に。柔らかなレザーで足を包み込み、木型はマイキーと同じですが、芯材が入っていない為、他のモデルにはないクタッとした表情に仕上がっています。
薄く引いたミッドソールや、かかと部分まで巻き上げたガムソールなど、靴全体の一体感を生みだす細やかなディテールが、まるでダンスシューズのようなすっきりとしたフォルムに。
柔らかなホワイトカラーは、シャツできちんと見せた女性らしい装いにもきれいに馴染んで◎。そのユニセックスな佇まいは、マイキー同様、男女問わず高い人気を誇っています。
細すぎず丸すぎない、ほどよいバランスを描く
１から作り上げたオリジナルのラスト
靴の顔、履き心地を決める足型をしたラスト（木型）の原型は、一塊の木片を職人が手で削りだし、オリジナルで製作。オールドスニーカーのラストからインスピレーションを受け、それを現代風に解釈を重ねることで、現在の型が完成しました。
今回ご紹介するシューズは「Mikey LAST」という、日本人の足の形とレザースニーカーらしい革の伸びによる履き心地を考慮し、少しきつめの革靴サイズで設計を行ったスタンダードなラスト。少し反り上がったつま先と、幅広気味のワイズが特長です。
コーディネートに使用したアイテム
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「履くと楽しい気持ちになる」
そんな思いを込めたシューズブランド AROA
小さな工場との繋がり、大切な出会いの積み重ねから、女性に向けて「シンプルだけど、気持ちのいい靴」を発信するブランドAROAが誕生しました。履くと弾むような“わくわく”するような気持ちになる。そんな思いを込めて一生懸命作ることで、はき心地のいい靴ができあがりました。
アッパーは、国内の製革業者がこだわりを持って生み出した分厚い本革を使用。凹凸のある型押しを施した美しいシボの風合いが魅力的です。履き口はピンとした立ち上がりですが、裏地を外すことで見た目以上のやわらかな履き心地に。つま先やかかとに芯材や豚革の補強を入れるなど、本格革靴のような仕上がりです。
かかと部分には、ヌメ革のループを付けることで脱ぎ履きも片手でスムーズに。コントラストが気持ちいい成型ソールは、海外での生産が多い中、国内の工場で長年培われるナースサンダルのノウハウをカジュアルシューズとして洗練させた、新たなソールを採用しています。
軽くて丈夫な厚底は、足裏や膝、腰への負担を軽減するクッション性があり、疲れにくいのも特徴。長時間働くナースの足を支え続けた、工場の経験が十分に活かされています。
シンプルな内羽根式のコロンとした可愛らしさで、スタイルを選ばないデザイン性の高さも魅力のひとつ。カラーは、発色の良いホワイトとブラック、イエローをご用意。材料から組み立てまですべて国内で行い、少しでも作り手の気持ちが伝わるよう、手にとってもらいやすい価格帯にもこだわっています。
コーディネートに使用したアイテム
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MADE IN JAPANへのこだわり
素材選びから裁断縫製やソール加工、吊り込み、組み立てまで。製品の完成までの工程を一貫して日本国内で行う「メイドインジャパン」クオリティ。どちらのブランドも「その靴どこで買ったの？」と思わず声をかけられてしまう、自慢したくなるようなスニーカーたちです。工場の高い技術、道具を大切に扱うというふつうの感覚を守りつつ国産スニーカーを生産し続ける、ブランドの熱い思いが詰まった逸品を、手に取り感じ、味わってみてください。
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