原点は裏返しの発想
今回の取材をきっかけに『Fleep』の下着をつけはじめたナチュランスタッフから出た「下着跡がつかない」「つけている感覚がない」という驚きの感想(個人差があります)。下着跡がつきにくいということは無理な締め付けがなく、肌へあたる側に縫い目や段差がなくフラットであるということ。
アトピーや湿疹、かぶれなど、目に見えて肌に悩みを持たない方は下着のつくりについてあまり意識されないかもしれませんが、敏感肌用の下着がない時代は、縫い目やタグが気になるため裏返してつけていた人もいたといいます。
『Fleep』の下着はまさに“裏返し”の発想が基本にあります。ブランドタグやケアラベル(洗濯表示)は表側につけています。縫い目も折り返しも、通常は裏側に隠していることで肌を刺激しているので、原因になる部分はできるだけ表側に出しています。
(写真)ブランドロゴはいいけれど、ケアラベルが見えるのは裏返しに着ていると思われそうで恥ずかしい……という声を受けて、取り外しがしやすいように青い糸で縫いつけています。ならば最初から取ってくれたら、とも言われるそうですが、法律で表示するように定められているそうです。ちなみに生地に直接ラバープリントする方法も考えたそうですが、皮膚科の先生の「アレルギーが出る可能性もある」とのアドバイスで断念。さまざまな最善策をいつも模索しています。