Liftres(リフトレス)のナリタチ、カタチ。

変わらずよいものと、変わっていくもののよさとを、てらわずに提案するものづくりを続けるブランド『Liftres(リフトレス)』。立ち上げから現在も企画に携わる、代表の小林さんにお話しを伺いました。

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時代の気分に合わせた新しいスタンダードを目指して

時代の気分に合わせた新しいスタンダードを目指して

気に入った洋服やバッグや靴を、愛着をもって長く使いたい、という思いはありながらも、次々と新しい商品や情報が流行に乗って身の回りに届き、目に触れずにはおけない、また手に入れずにはいられない誘惑と戦っている方も少なくないのではないでしょうか。
さまざまなモノゴトがあっという間に通り過ぎていってしまう時代だからこそ、消費や使い捨てのサイクルから離れたものづくりをしたいと考えているブランドが『Liftres(リフトレス)』です。
長いファッションの歴史から生まれた膨大なアーカイブ、変わらずいいと思える普遍的なアイテムや素材を大切にしつつも、それのみに完結することなく、時代の気分に合わせて新しいスタンダードをつくりたい、と代表の小林さんは話します。

そんなリフトレスのバッグは、伝統と革新をそれぞれ担う、ふたつの素材から成り立っています。

帆布とアクアレザー

ひとつは伝統の素材、帆布。
リフトレスでは、明治時代より岡山県倉敷市で生産されてきた国産帆布「倉敷帆布」を使用しています。なかでも120年の歴史を誇る老舗機屋『タケヤリ社』の貴重な織機によって力強く織られた肉厚な4号帆布をセレクト。打ち込みの良いしっかりとした生地で“自立”するほどの強さを持っており、使い込むほどに味わいが生まれる織物です。しかしながら織機自体が古く、すでに生産されていない機械であるうえ、職人も高齢化が進むなど貴重な素材。大切に手入れしながら使い続けている織機で織られた帆布は、昔ながらの風合いと強さを兼ね備え、耐久性・通気性にも優れ、とにかく丈夫でへたりにくいのが特徴です。

もうひとつは革新の素材、アクアレザー。
今までにないビビッドなカラーリングと多様な色展開、発色のよさは、作り手にも使い手にもそれぞれの楽しみを与えてくれると小林さんは話します。スウェードタッチのなじみ深い手触り、天然皮革の確かなクオリティのなかにも、新鮮な雰囲気を持つアクアレザー。さらに機能面でも、業界では画期的なレザーとして誕生しました。
革好きな方はもちろん、そうでない方もご存じなことと思いますが、天然皮革は衣染(色落ちして服などに色が付くこと)します。雨の日に革靴を履くと靴下に色が付いてしまう、あの悩みです。アクアレザーは従来とは異なる特別な加工を施しているので、雨など日常生活程度であれば水を弾き、濡れても衣染せずに乾いても硬くならず、風合いや色味を損なうことがありません。多少の汚れや表面のホコリも水で流し落とせます。
また帆布も素材の綿糸は水を含むと繊維が膨らんで目が詰まるため、それ以上の水は染み込みません。布それ自体の特性で防水効果を持つ、アクアレザーとともに水辺のレジャーやアウトドアに最適な素材を用いたバッグと言えます。
帆布という伝統的な国産素材を、アクアレザーという究極のテクノロジーを持った革と融合させることにより、新たな可能性を持ったアイテムに生まれ変わらせました。

そんなリフトレスのバッグはサンプル作製から熟練の技術をもつ職人が手掛け、最終の縫製まですべての工程を国内の工場で仕上げています。

ベーシックを壊さないちょうどよい機能性

ベーシックを壊さない
ちょうどよい機能性

トート(tote)は、「運ぶ」「携帯する」「背負う」と言う意味を持ち、軍のキャンプで氷や水を運ぶために使われたのがはじまりです。現代の帆布トートは気軽に使える安心感と丈夫さで人気ですが、まだ金属が貴重で加工も難しかった時代、丈夫なうえ適度な防水性と通気性を備えた綿キャンバス=帆布地は重要な存在でした。1900年代になって鞄の名称として使われるようになり、男性用バッグとして流行。重い本を運ぶのにも適していたため、学生にも人気だったようです。その後、さまざまなバッグの進化とともに多くの人々に知られるようになり、使い勝手のよさにも配慮したタイプがつくられていきました。
リフトレスのトートは、もともと男性が持ってかわいいバッグをコンセプトに企画された商品。小ネタ好きな男性が満足できる、ちょっとした小物を収納できる行き届いた小技も効いています。

ディテール

シンプルな見た目と構造が長く愛されきたトートバッグ。リフトレスは使い勝手のよさにこだわりつつ、ベーシックを壊さないちょうどよい機能性を追求しています。500mlペットがすっぽり収まるボトルホルダー、鍵などを掛けられて使うときは外しやすいキーフック、ロングウォレットも入る深めのインサイドポケットと、スナップボタンで開け閉めができるデザインで、男性も女性も使いやすい、これからのスタンダードなトートバッグを提案。

「ベーシック変型トートBAG」「W縦切替トートBAG」

写真左から、片側を丸みをつけて切り取ったアシントリーデザインが目を引く「ベーシック変型トートBAG」。着想のもとはペットキャリーバッグ。ワンちゃんが顔を出せるようにと開けた部分からは、ペットボトルやワイン、バゲットをのぞかせてもおしゃれ。右の「W縦切替トートBAG」はベースの縦切替トートの進化系で、アクアレザーの特性をより活かしたタイプ。電車移動中は特にわずらわしい濡れた傘をひっかけられて、両手が空く便利トートです。
※「W縦切替トートBAG」は実際の商品は左右の配色が逆です。



汚れが気になるときは

汚れが気になるときは

帆布は綿100%なので基本的に水で洗えますが、丸洗いはおすすめしていません。綿特有の縮みが生じるのと、表面の耐久性、防水性を高めている糊や加工が取れやすくなってしまう可能性があるためです。帆布のお手入れ方法は諸説ありますが、多少の汚れは消しゴムや食パンの耳の裏側や白い部分で表面をこすると消えます(正確には見えなくなる)のでお試しください。それでは落ちない汚れは、直接洗濯石鹸を塗り、ブラッシングした後ぬるま湯でよく落としてください。
アクアレザーは乾いた状態での摩擦堅牢度は、4~5級といわれる最高ランクをクリアしているため、乾いた状態での摩擦による衣染はほぼ起こりません。ただ、汗など酸性が強めの液体、洗剤や漂白剤などアルカリ性の液体が付着した状態でこすれると、色移りする場合があるのでご注意ください。そのような液体が付着した際は、水気を十分に絞った布などで表面を拭いて取り除いてください。雨などで濡れてしまった場合は、乾いた布で水気をよく取り、形を整えて日陰干しして乾かしてください。いずれも簡単なお手入れで長く使い続けられる丈夫な素材です。




おみやげをいただきました。国産帆布×レザーラインベルトを7名さまに


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