14(キャトルズ)のナリタチ、カタチ。

大人の女性の日々のよそおいを彩るために――。品のある煌めきとインパクトをたたえたアンティーク調のアクセサリーを展開する「14(キャトルズ)」デザイナーの畠山朋子さん、代表の若月祐一さんにお話しをうかがいました。

2つの『14』

2つの『14』

『まるで長く受け継がれてきたかのように古いものを大切にする想いを投影した、意思をもつコスチュームジュエリー』が、「14mariage(キャトルズマリアージュ)」のテーマ。
アンティークジュエリーに染み込んだ時代時代の空気と美意識や文化、ファッションを写しとりながらも、現代に暮らす女性の日常に寄り添った、カジュアルにもフォーマルにもつけられるアクセサリーを提案しています。

――現在は「キャトルズ」と「キャトルズマリアージュ」という2つのラインを展開されているのですね。

畠山さん キャトルズは、トレンドを意識して取り入れたり、そのときにトライしたいと思っている新しい技法や材料を使ってつくっています。キャトルズマリアージュは、クラシカルで普遍的な、もともとわたし自身が好きなアンティークの要素が強いラインです。

――ブランド名はどのように決められたのですか?

畠山さん キャトルズは「14」のフランス語読みなのですが、コンセプトも一緒に代表の若月と相談して決めました。

若月さん 数字自体にエピソードや特別な思い入れがあるというわけではなくて、ロゴにすることやいろいろ合わせて考えた結果、キャトルズになりました。ただ、好きな曲のひとつにベートーベンの「月光」がありまして、正式名は「ピアノソナタ14番」というんです。アンティークジュエリーの重厚な雰囲気ともイメージが重なるし、それは絡めています。立ち上げ当初は月光を流しながらデザインを考えるようなこともありましたね(笑)。

時をかけて愛されるアクセサリーを目指して

時をかけて愛されるアクセサリーを目指して

――畠山さんはジュエリー学校で彫金を学ばれたあと、アンティークジュエリーショップでの販売を経て、キャトルズを立ち上げられたんですよね。

畠山さん OEM(他社ブランドからの委託で製品をつくること)も請け負っているので、その業務と併行して準備をすすめて、2012年秋冬からキャトルズをスタートしました。

――OEMのお仕事をしているとオリジナルブランドの充実にもつながるとききますが、キャトルズではいかがですか。

畠山さん さまざまなメーカーから市場状況や次のトレンドなど、鮮度が高い情報が集まってくるので、キャトルズで参考にしてつくっている商品もあります。またその逆で、オリジナルブランドの商品に目を留めていただいたメーカーから、あたらしくオファーをいただく場合もあったり、どちらにもよい影響をもたらしていると思います。パーツ屋さんもOEMの仕事を通じて開拓していったところもありますし。

――アンティークの雰囲気をもつ、ちょうどいいパーツを探すのは骨が折れそうですね。

畠山さん そうなんです……。でも、民家の間にぽつんと一軒だけあるちょっと辺鄙な場所で(笑)たまたま見つけたお気に入りの古いパーツ屋さんがあるんです。いまの日本ではつくれないようなパーツがデッドストックで揃っているので、そちらのパーツはよく使っています。デッドストックのため数はあるだけなので、ナチュランで販売する商品も残念なのですが今回限りのものもあります。

――昔のパーツでつくっているという意味では、本物のアンティークジュエリーのようですし、ぱっと見わからないような部分にまでほどこされた細工も、本物に引けをとらない丹念さが感じられますね。

畠山さん そう思っていただけるととてもうれしいです。もともとアンティークやコスチュームジュエリーが大好きで、本物のアンティークが放つ存在感になるべく近づけられるよう、パーツの色味や裏側などどこから眺めても、ときめいていただけるように手間をかけています。
アンティークの醍醐味は、身につけて素敵なのはもちろんですが、モノとしての美しさが感じられるところです。みているだけで幸せになれたり、ながい時を経ても飽きることなく受け継がれるほど、人を惹きつける魅力があります。キャトルズも、ながく愛される深い美しさをもったアクセサリーをお届けしていきたいです。

(写真4枚目)畠山さんがつけているのは「リリーピアス」。乳白色のスワロフスキーとボタニカルモチーフがやわらかな印象。(写真5枚目)リリーピアスの裏側。いくつものパーツが繊細に重なりあっています。

デザインの発想

――デザインの発想はどのように生まれるのでしょうか?

畠山さん パーツをみたり組み合わせながら思いをめぐらせていくときと、アンティークジュエリーの資料をながめながらイメージを膨らませていくときとありますが、パーツから決めていくケースがほとんどですね。
編んでパーツをつなげていく技法で初めてつくったピアス(写真1枚目)は、イメージ通りの色のビーズがなかったのでパール屋さんに塗ってもらいました。現在は販売していないのですが、次のシーズンくらいでリバイバルを出せたらと計画しています。

――パーツは加工する場合が多いのでしょうか?

畠山さん 半々くらいでしょうか。微妙な質感の違いで全体の印象が大きく変わってしまうことも多いですから、既成品で気に入ったものがなければ加工します。今シーズンからシルバー色の展開も加えていて、シルバーもアンティーク感のある古びた白っぽい銀を再現したいので、古代銀メッキという加工をほどこしています。
ほかにはパールもオリジナルカラーで塗ってもらっています(写真2枚目)。コットンパール人気はいまも高くてキャトルズでもつくっていますが、ちょっと気分転換もしてみたいなと思ってはじめてみました。

――コットンパールを見慣れてしまったせいか、本物のパールのようなツヤっとした質感が新鮮ですね。うっすらピンクっぽくみえたり緑がかってみえたり、角度によって色が変わるのもおもしろいです。

畠山さん コットンパールにも使われている「キスカ」という少し黄色みがかった色のパールカラーが主流で、広く流通しているんですね。個人的には白っぽい色味のほうが洋服に合わせやすいと思っていますし、なにより好みなので、いまはこのオリジナルパールを推して、コットンパールに集中している流れをリフレッシュさせたいとも思っています。

――パールネックレスのフック部分についている星にはたくさんのビーズが使われていますが、どうやってできているのでしょうか?(「スター&パールネックレス」

畠山さん ワイヤーで星型の土台にひと粒ずつ編みこんでつくっています。先ほど少しお話しした、編む技法で初めてつくったピアスと同じ作り方で、刺繍みたいだね、とも言われます。昔のコスチュームジュエリーでも使われていた技法をヒントにして試行錯誤し生みだしました(写真4枚目は編む技法の様子)。

ご存知ですか?アクセサリーの大敵

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――身につけているときや、保管するときに気をつけたほうがよいことをおしえてください。

畠山さん けっこうしてしまいがちなのがアクセサリーをつけた上から香水をふりかけることで、少量でも一瞬で変色してしまう場合がありますから絶対におやめください。

――知らなかった!してしまってたかもしれません。。。

畠山さん パールや石などは物にもよりますが、メッキは特に反応が早いです。1回しか使っていないのにメッキがはがれたというお客さまは、たいていは香水が原因ですね。
汗やファンデーションなどのお化粧品が付着した場合は、コットンなどのやわらかい布で軽くぬぐってから、付属の巾着袋(写真1枚目)や、お持ちでしたらアクセサリーケース等に入れて保管してください。常にお日さまがあたるような高温の場所は、酸化を引き起こす恐れがあるので避けてください。



おみやげをいただきました。オリジナルミラーとカタログを抽選で3名さまにプレゼント


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