【 Fleep / フリープ 】 のナリタチ、カタチ。

肌へのやさしさを第一に、女性らしい華やかさも大切に、日本アトピー協会推薦生地「スマイルコットン®」の特性を生かしたインナー類が敏感肌で悩む女性に特に好評の『Fleep(フリープ)』。社長の嶋崎さん、営業の土子さん、山岸さんにお話しを伺いました。

>> Fleep アイテム一覧

原点は、裏返しの発想

原点は裏返しの発想

今回の取材をきっかけに『Fleep』の下着をつけはじめたナチュランスタッフから出た「下着跡がつかない」「つけている感覚がない」という驚きの感想(個人差があります)。下着跡がつきにくいということは無理な締め付けがなく、肌へあたる側に縫い目や段差がなくフラットであるということ。
アトピーや湿疹、かぶれなど、目に見えて肌に悩みを持たない方は下着のつくりについてあまり意識されないかもしれませんが、敏感肌用の下着がない時代は、縫い目やタグが気になるため裏返してつけていた人もいたといいます。
『Fleep』の下着はまさに“裏返し”の発想が基本にあります。ブランドタグやケアラベル(洗濯表示)は表側につけています。縫い目も折り返しも、通常は裏側に隠していることで肌を刺激しているので、原因になる部分はできるだけ表側に出しています。

(写真)ブランドロゴはいいけれど、ケアラベルが見えるのは裏返しに着ていると思われそうで恥ずかしい……という声を受けて、取り外しがしやすいように青い糸で縫いつけています。ならば最初から取ってくれたら、とも言われるそうですが、法律で表示するように定められているそうです。ちなみに生地に直接ラバープリントする方法も考えたそうですが、皮膚科の先生の「アレルギーが出る可能性もある」とのアドバイスで断念。さまざまな最善策をいつも模索しています。

手仕事へのこだわり

眠るようなリラックス感を下着にも

ブランド名『Fleep』は、“sleep(眠る)”と“free(自由)”を組み合わせた造語。眠るときのように快適でストレスがない心地よさを下着にも、という思いが込められています。
フリープを運営する島崎株式会社は、1953年に織物メーカーとして創業。繊維のなかでもランジェリーに特化した生地の生産から、量販店のプライベートブランド商品をつくる下着メーカーへと移行。アトピー協会推薦生地・スマイルコットン®との出合いをきっかけに、自社ブランド・フリープを2007年に立ち上げました。長年、下着を作り続けてきた島崎だからこそ、スマイルコットンの今までにない柔らかな肌触りと軽さやあたたかさに衝撃を受けたと社長の嶋崎さんは言います。
製品にして広くお客さまに届けられないかとODMの取引先をあたったものの、決して安価ではない素材にくわえ、敏感肌用下着がまだニッチな領域であったため折り合いがつかず実現に至りませんでした。でもこんなに魅力的な素材を世に出さないなんてもったいない!と、フリープの立ち上げに踏み切りました。

お手入れと素材について

肌への優しさと同じくらい大切にしていること

パリで年に2回開催される世界的なランジェリーの展示会は、メーカーも製品も資材も、ランジェリーに関わるすべてが一堂に会する貴重な場。フリープのデザイナーも年に1度は参加して、次のシーズンのアイディアやデザインの参考にしているそうです。
下着はヨーロッパの文化なので、新しい取り組みやアイディアはやはり進んでいるといいます。敏感肌向けの下着というと白とベージュしかない、レースなんてもってのほかという現状をなんとかしてほしい!と、切実なご要望をいただくことも多いそう。女性が多く働く会社として、女性の楽しみやおしゃれ、お気に入りの下着をつけるときのときめきを、肌への優しさと同じくらい大切にしているフリープ。
モチーフはすべてヨーロッパのデザインを参考にして、ちょっと高いものでもかわいさに勝てずにつけているそう。よく使うクローバーにリボンを通したものをはじめ、色や素材の組み合わせはすべてオリジナル。繊細なバラのモチーフは硬さがあらわれないよう、巻きをゆるくしてふわっと立体感が出るように細部まで調整しています。でもやたらと付けるのではなく、春夏はTシャツやカットソーなどにひびかないよう、モチーフをつけないでおこうとか、アイテムによっては影響しないのでこれはつけようなど、下着としての機能も考えて判断されています。

(写真下)左から嶋崎さん、土子さん、山岸さん。女性が多く、またコウノトリが飛んで回っているのではないかというくらい子沢山な会社でもあるそう。山岸さんも出産を2度経験して復帰。先代の社長(現社長・嶋崎さんのお母さま)は社員みんなのお母さんという感じの優しくてあたたかい人で、また戻ってきたいと思う、女性が働きやすい会社だそうです。陸前高田にある自社工場・シェリールで働く女性もみな、あたたかいお母さんという感じの方が多く、取材でお話をきいていても本当に楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

手仕事へのこだわり

お洗濯について

ケアラベルに書いているとおりベストなのは手洗い。生地への負担が少なく一番長持ちするお洗濯方法です。でも毎日手洗いは大変……という方は、洗濯ネットに入れて洗濯機にかけてもOKとのこと。小さめのランジェリー用ネットを使えば、ほかの生地とこすれあって痛んだり、毛玉もできにくくなおよいそうです。衣類にとってお洗濯は必要不可欠なものですが、洗い方によっては生地にダメージを与えてしまう場合もあります。フリープの素材はとてもやわらかく繊細なので、カシミアやシルクのセーターを扱うように、愛情をこめて洗って長く着てほしい、と土子さんは言います。
また取り外しができるタイプのパットはブラジャーからはずし別々に洗ってください。摩擦による生地の痛みとパットの型崩れを防ぎます。
お洗濯が終了したら本体もパットも形をしっかり整えて早めに干すこと。着心地よく長く着続けられる秘訣です。普通の綿素材より乾きが早いのもスマイルコットン®の特徴のひとつなので、乾燥機は不要。部屋干し、室内干しでも問題ありませんが、外で陰干ししてあげると太陽のあたたかな空気を含んで、より一層やわらかくふっくらします。
最後に、洗剤の量にも気をつけて。香りつき洗剤が人気ななか、香りをつけたくて必要以上に洗剤を入れすぎてしまい、すすぎきれず残った洗剤が肌を刺激し、かゆみ、かぶれの原因になることも。スマイルコットン®はお洗濯を繰り返してもやわらかさが続くのも特徴のひとつです。柔軟剤を入れる習慣があり、下着かぶれにお悩みの方は柔軟剤を一度やめてみてください。柔軟剤が肌を刺激している場合も少なくないそうです。

猫、ねこ、ネコ。

シンプルシリーズ

肌への優しさにとことんこだわったフリープを代表するシリーズ。
フロントホックブラは、乳がんの術後の方や、妊娠中の方、授乳中の方にも人気で、肩があがりにくい、年齢などによる肌質の変化でかゆみが出ると言った人にも大変好評です。
ゴムを使っていないのも支持が多い理由のひとつ。一般的によくあるタイプのショーツやブラは伸縮が必要な部分にはゴムを縫い付けてあるため、ゴムの素材感はもちろん、細くせまい面積に締め付けが集中するので刺激になり痛みやかゆみが起こります。
フリープではパワーネットを使用。ガードルなどによく使われているメッシュ状の伸び縮みする生地なので、好きな大きさや幅でカットして布と布の間に挟みこむため、肌に直接触れることはありません。面でおさえるからフィット感があり食い込みも少なく刺激を抑えてくれます。
3種類のショーツの中でも特に深ばきタイプ(下写真中)とお腹すっぽりタイプ(下写真右)は、はきこみが深いデザインです。
シンプルシリーズのショーツは土子さんのお気に入り。伸び感があるのにやわらかくて、寝るときにはくとすごく気持ちよくて幸せだそうです♪

手仕事へのこだわり

ファッションシリーズ

肌への優しさに配慮しながら、綿混のレースやモチーフをあしらった可愛らしい華やかなシリーズ。ナチュランでも好評のピーナッツパットブラは、ファッションシリーズの中でも特に人気の商品で、フリープの看板商品でもあります。
そもそもある会社が製造していたピーナッツパットを見つけたことがきっかけで誕生しましたが、その会社が倒産。すでに多くの支持を得ていた看板商品だったため、迷わず型ごと同業他社に買いとってもらい継続。お客さまがついていたのはもちろんですが、社員にも愛用が多く、自分が欲しい、使い続けたい、という素直な欲もあったそう。(笑)
その名の通りピーナッツのように特徴的な形をした左右一体型のパットはめずらしく、見た人みんなが驚くといいます。よくあるタイプは左右別々のパットで、ファッションシリーズでもピーナッツと並行して販売していましたが、安定感がとてもいいと好評を得て、ピーナッツパットブラへ集約されていきました。
ピーナッツパットブラはとてもラクで形もきれいにみせてくれますが、寄せるタイプがお好みの方には同シリーズ後ろホックタイプのソフトブラがおすすめです。もちろんノンワイヤーですが、サイドパネルをつけた設計で胸が流れないよう工夫されています。
またかゆみを起こす原因になる背中のフックの裏には、本体と同じ生地をフック部分まで伸ばしたり、ストラップを結ぶマルカンの部分も肩ひものレースが肌に当たらないよう返し方を逆に処理して、できる限りスマイルコットン®の柔らな素材を多く使うようにしています。

猫、ねこ、ネコ。

サマーインナーシリーズ

サマーインナーシリーズのブラ、ブラキャミはホールド感がほしい人におすすめです。脇部分を高めに設計し胸を寄せてくれる効果のあるサイドパネルもついているので、脇から支えてくれる感覚が強く、バストを整えてシルエットをきれいに見せてくれます。 脇高設計のもうひとつのメリットは、脇の汗を逃さず吸収すること。生地自体も“呼吸する繊維”といわれるキュプラとスマイルコットン®の混紡で吸放湿性に優れているため、ベタつきやムレを抑えてくれます。また、脇下は縫い目があたってゴロつくことがないよう、輪仕立てにする工夫がされています。 。 フリープの下着ばかりつけている、という山岸さんは現在サマーインナーオンリー。厚着が苦手なため薄手の生地が好みなのと、シルエットをきれいに見せてくれるところ、またヨーロッパのランジェリーを意識した繊細なレースデザインがお気に入りだそうです。

手仕事へのこだわり

コンフォートシリーズ

2014年春夏デビューの新シリーズ。もともとスマイルコットン社のメンズブランドで使われていた生地で、その気持ちのよさに思わずフリープでレディース版をつくってしまったという商品。生地、デザイン、仕様、カラーなど、あらゆる要素がいままでとは違う、まったく新しいフリープを体験してほしいと企画されました。
まず生地はフリープ初のストレッチが効いた綿ベア天素材。もちろんスマイルコットン®を用いており、とても柔らかで動きやすく、生地の伸縮性を活かしたつくりでゴムもパワーネットも使っていません。ブラやブラキャミももちろんですが、ショーツは特にすっごく気持ちいいですよ、と山岸さんも絶賛。軽くて乾きが早いので、旅行に持っていく下着としてもおすすめです。
これまでのシンプルシリーズは、刺激から敏感肌を守ることをコンセプトにしているので、背中が高めのデザインなど生地で肌を覆う面が広め。 そのため洋服からのぞいてしまうことがあって困るという声も以前からありました。 新しいコンフォートシリーズでは背中や胸元を大きく開けてスポーティな雰囲気に。ヨガやウォーキング、いま流行りのストレッチを生活に取り入れるアクティブな女性をイメージして、シンプルでカジュアルなデザインに仕上げました。
仕様に関しても、取り外し型のパットがお洗濯や干す際に面倒、入れたままにしたい、という要望を受けて縫込み型に。Tシャツブラでおなじみのモールドカップの中でも、通気性のよい特別なタイプを使用しています。



ナチュランスタッフも買いました&履いてます♪
こま
テンプル
ぴつみ
うじこ





おみやげいただきました。

>> Fleep アイテム一覧

今回ご紹介したアイテムはこちら

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

Fleep 売れ筋ランキング
[ベスト10]
 

1位

リンネルメゾン ランキングアイテム1位

読込中

-

2位

リンネルメゾン ランキングアイテム2位

読込中

-

3位

リンネルメゾン ランキングアイテム3位

読込中

-

4位

リンネルメゾン ランキングアイテム4位

読込中

-

5位

リンネルメゾン ランキングアイテム5位

読込中

-

閉じる

Fleep アイテム一覧

一覧