Portierra(ポルティラ)のナリタチ、カタチ。

来し方の自然の恵みを絶やすことなく、行く末へと深いやさしさのバトンを託し、土へ還っていく革と製品を提案する『Portierra(ポルティラ)』。草木などの天然染料を用い染め上げた、シンプルで力強い美しさをたたえるレザーアイテムの魅力をお届けします。

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【 目 次 】
・土に還る革、ポルティラ
・自然をおおらかに受け入れるのも、ナチュラルな美しさのカタチ
・レジ袋をそのままバッグに
・旬のナップサックをオールレザーで
・組み合わせるとさらに便利でたのしいアイテム
・お手入れについて



土に還る革、ポルティラ


大地のために、次の世代のために。自然の恵みを絶やすことなく、深いやさしさを受け継ぎ、土に還る革



dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

ポルティラの印象的なビジュアルイメージ。まずは視覚に訴えるブランドでありたいと、カタログから展示会のディスプレイまで、シーズンコンセプトに合ったイメージづくりも大切にしている。



――この写真をみたとき、可憐なのにかわいいだけではない、野性味のようなものも感じて、どきっとしました。

春名さん 「理屈ではなく単純にいい、と思えるものづくりを一番の目標にしていますが、本革づくりの背景や、ポルティラとして革製品をみなさまにお届けしている思いのようなものも表現できたらと思い、カタログや展示などを考えています。」

倉田さん 「長年、革づくりにたずさわってきて、解決したい問題をたくさん抱えてきました。そのひとつに、動物の皮を革として使えるよう加工する『なめし』という工程で発生する有害物質を、いかに減らせるかという課題があります。
ポルティラのレザーは、なめしから染色まで、環境リスクが少ない方法で研究を重ねて、開発に10年かけました。はじめは革の商標を取るためにつけた『ポルティラ』という名前を使い、製品ブランドとしてデビューさせたのが2015年2月です。」



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革の産地である兵庫県たつの市でポルティラのレザーを研究開発している「タツノラボ」。ポルティラを運営するレオン・インターナショナルの代表が生まれ育った古民家に、染色のためのドラムなどを置きながら少しずつ改築を進めているそう。



自然をおおらかに受け入れるのも、ナチュラルな美しさのカタチ


――ポルティラの革づくりについておしえてください。

倉田さん 「さまざまな化学薬剤が生まれて、加工技術も進歩して、いくらでも綺麗に美しくみえる革は作り出せるようになりました。しかも効率よく。しかしポルティラはそこには着目していません。
ポルティラはできるかぎり本当の革の姿で製品をお届けしたいし、今しか見えていないものづくりもしたくありません。また天然皮革を扱う以上、生き物にはつきものである傷なども含めて、デザインとして考えています。」

――傷について、お客さまの理解を得るのはむずかしい場合も多いのではないでしょうか?

三木さん 「少しずれるかもしれませんが、ダメージデニムを穿きたい、という人がいたりするのは、汚れたり破けたりしているのに何かそこに良さを感じているわけで、傷のある革のほうがかっこいいと思ってもらえる、通じるヒントがある気がしているんです。
またナチュラルって透明感があって繊細で、というファッション的なイメージがある一方で、本来は自然とか野生とか、力強さが根本にあるとも思っていて。自然を相手におおらかに、うまく付き合っていくのも、かっこよさなのかなと。いろんな美しさがあることを、ポルティラの製品を通して興味をもってもらえたらうれしいです。」



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納得のいく色が出るまで、何度でもやり直すという染めの作業。牛、豚、さらに異なる部位での染色も試し、なるべくどの革でも同じ色が再現できるように染料の配合、染色時間や温度など調整していく。この革サンプルはさまざまな草木染めを試した過程。


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手前のブルーは、くちなし。真ん中のイエローは、やまもも。鮮やかな発色ながら、やわらかな風合いに仕上がる理由は一番奥の白い「ポルティラホワイト」という革を染め上げるため。無染色の無垢な状態で、紙のように際立つ白さをもつポルティラホワイトは、淡く絶妙な色合いの、さくら、ふじ、などのカラーでは特にその本領を発揮する。


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2015年秋冬のカラーテーマは野菜や果物。おたのしみに。



質のよい革を低価格で。不用意な裁断はせず、贅沢使いがモットー

――染色のほかにも特に苦労している点はありますか?

倉田さん 「質のよくない革の在庫がどんどん増えることですかね(苦笑)。とにかく質のよい革しか使っていませんので、微妙なものがストックされていってしまうんです。
原皮の値段は上がる一方ですが、反対に質は劣ってきています。ヘルシー志向の影響により、先進国では家畜の消費も需要も落ちています。主産物はあくまでも肉で、革は副産物ですから、相対的に数は減りますよね。しかも相場が下がると畜産業者というのは手入れを怠るものなんです。手を抜かれると一番影響が出るのが肉以上に肌。このような理由で質が落ちているのです。
でもポルティラでは皮から関わっていますから、悪い状態であがった革を見過ごせず、在庫が増えてしまいます……。」



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企画・デザイン担当の春名さん(左)と、三木さん(右)。革製造担当の倉田さん(中央)。



レジ袋をそのままバッグに


薄くて軽い、ポルティラのオリジナルレザーがもつ特性を活かしたバッグ

春名さん 「ビニールのレジ袋のカタチを忠実に、革で再現したバッグです。私自身、荷物が多いタイプなので、少しでも軽いバッグが欲しいのと、ハンカチのように小さく折りたたんで持ち運べる、サブバッグとしても使えたら便利だなと思ってつくりました。」



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プラスのデザインではなく、できるだけシンプルに。人それぞれの使い方をして欲しいと、ポケットや仕切りもあえてつけていない。「代わりにあるものをつくっています(春名さん)」。あるもの、の続きはのちほど。


――春名さんが実際に使われているバッグをお持ちいただいたとのことなのですが。

春名さん 「サンプルでつくったものです。どの製品も必ず全色、サンプルを半年ほど使ってみて、デザインや使い勝手、色や風合いの変化などを観察し改良点をみつけます。お客さまにもしっかり説明ができるように、という目的もあります。つくり手も、使い手にならないと伝えられないことがたくさんあると思うので。」


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つくり手である春名さん、三木さん自らが売り場に立ち、使い方の提案をすることも少なくないそう。レジ風バッグは、片側の持ち手をもう片方にひっかける持ち方が春名さんのお気に入り。「ぺたりと平面なバッグが立体的に丸みを帯び、また入れるものによってバッグのカタチが変わってみえる面白さもレジ風バッグのチャームポイントです(春名さん)」
※ブラックはナチュランでの取り扱いはありません。


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仕様書や使用例のイラスト。ナップサックは、紐の長さを調整すれば子供にも使ってもらえるという提案。革が軽くて柔らかいポルティラの製品ならではの着想。



旬のナップサックをオールレザーで


必要最小限のシンプルな工夫を加えて、最上のデザインと使いやすさに仕上げる



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ブランド名『Portierra』は、「for the earth(大地のために)」の響きをスペイン語にもじってつくられた造語。



――懐かしいからこそ新鮮さを感じるスタイルが注目されているなかで、ナップサックもワンピースなどにあわせるとウキウキできそうなアイテムですね。

三木さん 「キャンバスなどの布や合皮のナップサックが主流ななかで、すべて本革使いにこだわりました。一見、小さめに思われる場合も多いのですが、A4サイズはしっかり入ります。小柄な女性が持ってもバランスがいいように、ポルティラのバッグはすべて大きさの見え方は気を配ってつくっています。ナップサックに関しては、底の部分にひとつ切り替えを入れることで、縦長にみえず強度が増すよう工夫しています。」



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組み合わせるとさらに便利でたのしいアイテム


お弁当派の方にぜひ使ってほしい、ランチトート



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レジ風バッグのようにたたむと平面、また物を入れたときの立体感が愛らしいトート。お弁当が安定して入れられるバッグがつくりたいと、レジ風バッグにはない大きめのマチをつくった。バッグ in バッグとしても使えるサイズ感。


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2WAYポシェットに実は、もうひとつの使い方が



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ポシェットで1WAY。ストラップを外し、クラッチにして2WAY。そして……


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ランチトートと組み合わせて、専用ポーチのようにもつかえるというスグレモノ。「ひとつ使っていただいて、気に入ってもらえたら、次はなにを買い足そう?となった時に、一緒に使えるアイテムがあっても楽しいかなと思い、組み合わせの使い方を提案している一例です(春名さん)」



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ポケットや仕切りの代わりになる“あるもの”



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こちらも組み合わせ提案シリーズ。ポケットも仕切りもあえてつけていないポルティラのバッグを、自分流に使いやすくアレンジできるようつくられたポーチ3点セット。もちろんお揃いのバッグでなくても、小銭入れにしたり、ペンケースにしたり、化粧ポーチとしてなど使い方はさまざま。友達や家族と一緒に買って、分けて使うのもお得な感じがしていいですよ(笑)と春名さん。


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お手入れについて


――日頃使っていくなかで、気をつけたほうがいいポイントなどおしえてください。

倉田さん 「使いはじめは特になにもしなくて大丈夫です。汚れが気になる方は防水スプレーをかけておくと、軽い汚れでしたら取れやすいです。ひどい汚れは無理ですが、白いプラスチック消しゴムや生ゴムも、汚れを絡めとって取り除くのに使えますよ。
使っていくうちに手のあぶらで自然なツヤが増していきますが、雨で濡れたり、乾燥して硬くなってきたと感じたら、油脂で柔軟性を補ってあげるといいですね。」



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必要に応じて写真のような本革用の油脂クリームなどで保湿。ハンドクリームのような役割。乾いた布やティッシュペーパーに少量とって、やさしく塗りこんでいく。


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塗ってすぐは右半分のような濃い色に。時間を置いてなじんでくると元の色に戻りますが、まずは目立ちにくい箇所で試すと安心。


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下のポーチふたつは春名さんの私物。「どなたにもおすすめできる方法ではありませんが、私は汚れが気になってくると水洗いしています。水に洗濯用中性洗剤を適量混ぜて、やさしく手洗いして水気を絞り平置きで乾かします。風合い、色、形の変化を個人的にたのしんでいます。新品のように元通りにはもちろんなりませんので、万一される場合はあくまで自己責任でおねがいします!(春名さん)」




おみやげをいただきました。Portierra●●を●名さまにプレゼント


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