nest Robe(ネストローブ)のナリタチ、カタチ。

「nest Robe」にある商品のほとんどは、昭和25年創業の国内自社工場でひとつひとつ手をかけて丁寧につくられており、本来ある日本のものづくりの精神として受け継がれています。永く愛され、着続けられるアイテムを、糸、織り、縫製、染色や加工に至るまで、高いクオリティーを目指し追求するネストローブ。今回はそのなかでも、リネンでつくられたデニムを中心に、プレスの滝口和代さんとパタンナーの中島千明さんにお話を伺いました。

>> 「nest Robe」商品販売ページへ


【 目 次 】
・リネン100%でつくるデニム生地の魅力
└春夏秋冬を通じて快適に使えるリネンの魅力に惹かれて
└リネンの醍醐味があじわえるデニム

・永く使ったからこそみえてくる美しさの本質
└身体になじむオリジナルパターン
└着やすさと美しさの原型、ネストローブ永遠の定番

・おしゃれに気持ちよく過ごすためのリネンの着こなし
・日本でものづくりをするということ



リネン100%でつくるデニム生地の魅力
春夏秋冬を通じて快適に使えるリネンの魅力に惹かれて

――リネンというと以前は夏の素材というイメージでしたが……

滝口さん 「もうみなさん、季節問わず活用されていますよね。ネストローブでは11年ほど前のブランドスタート当初から、春夏以外にもリネンを使ったアイテムを年間を通して提案してきました。それは、秋冬でも快適に使えるリネンそのものの特色に強く惹かれているからです。着る人それぞれの身体になじみ、じっくりと育てていける天然素材を使ったアイテムが、みなさんの毎日によりそっていきますように。着ごこちがいいと、おのずと永く愛用したくなる。そんなふうにネストローブのお洋服が、多くのみなさまのワードローブやライフスタイルの一部として、自然体でリラックスした日々を過ごす助けになれたらと願っております」

リネンの醍醐味があじわえるデニム

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

真ん中は新品のリネンデニムパンツ。向かって左が2年ほど穿いた状態。右はネストローブにリネンデニムが初登場した8年前のもの。使い勝手に配慮した改良点、ステッチの色など小さな変化はあるものの、デザインやシルエットに大きな変更はないそう。ブランドを代表するスタンダードアイテムには、気に入ったものを永く買い続けられるという安心感も。

――リネンでつくったデニムの魅力を教えてください。

滝口さん 「まずひとつは、リネンデニムのもつ程よい光沢感が上品な“大人のためのデニム”だということです。もうひとつは“シワ”です。リネンはシワになるから着にくい、難しいという人も少なくないと思いますが、そのシワを逆に活かして素敵にみえる服づくりをしています。“シワこそリネンの魅力”。シワが理由でリネンを避けてきた方にこそ“ファーストリネン”として、ネストローブのリネンデニムを試していただきたいです。洗いざらしのリネンのシワは、本当にきれいですよ」

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

パンツをロールアップするときには、ところどころぎゅっと握りながらたくし上げていくと、リネン特有のシワ感が出て自然な仕上がりに。「これもリネンデニムだからこそできるロールアップスタイルですね」と滝口さん。
『リネンデニムパンツの着こなし特集』にて、滝口さん流ロールアップのコツをより詳しくご紹介しています。


――シワが魅力のリネンデニムは、どのようにつくられているのでしょうか?

滝口さん 「ヨーロッパから届く上質なリネン糸を、日本国内の工場で染色し織り上げています。染色には、デニムが発展したアメリカで古くから採用されてきた『ロープ染色』を採用しています。ヴィンテージデニムももちろんこの手法です。最大の特徴は、穿いていくとアタリが出やすく、デニムならではの経年変化がたのしめる点です。色落ちしたときに残る鮮やかな青さが実現できます」

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

ロープ状に束ねた糸をインディゴの槽に漬けたり空気にさらし酸化させたりを繰り返して、徐々にインディゴの色を出していく『ロープ染色』。糸が一本でも切れてしまうとすべての工程が台無しになるため、ロープ染色職人の厳しい目と熟練した技術を要する。

――織りについてはいかがでしょうか?

滝口さん 「『シャトル織機』という、木製のシャトルと呼ばれる道具を使い、糸を横に飛ばして織っていく機械を使っています。低速で織り上げるので、生地本来のやさしい風合いが出ますし、糸一本一本に無駄なストレスをかけないので、糸自体が丈夫で長持ちします。洗濯をして着る、を繰り返しても生地のやわらかさ、しなやかさも長持ちします。リラックスした着ごこちはこのシャトル織機のおかげで生まれるのですが、熟練した職人技が必要とされることもあり、職人の減少とともにとても希少なものとなっています」

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

上質なリネン糸をボビンに巻きつけ、シャトルにセット。ゆっくりと丁寧に織り上げていく。「旧式の織機をメンテナンスしながら今も使っています。昔ながらの機械を使うからこそでる、織りムラは味わいに、ネップは風合いのひとつとして、ネストローブのアイテムになくてはならない、たいせつな魅力ととらえています」

永く使ったからこそみえてくる美しさの本質
身体になじむオリジナルパターン

滝口さん 「ネストローブでは、オリジナルのパターンを使って、裁断や縫製をおこなっています。一見シンプルにみえるネストローブのお洋服ですが、わたしたちはよく“身体になじむ”という言葉で表現します。この一言のなかには、携わる熟練の職人の高い技術力がつめ込まれています。織物の段階から丁寧につくられているので、生地に柔らかさがあること、その柔らかさを活かしつつ、着用したときのキレイなシルエットを出すためにパターンは細かい指示が書かれています。また、それを縫製する高い技術をもって、ひとつひとつお洋服がつくられています。これらの集大成が、ひとりひとりのお客さまの身体になじみ、自然なカタチになっていきます。永く使ったからこそみえてくる美しさの本質を、ぜひ味わっていただきたいです」

――リネンデニムパンツも、とてもシンプルなパンツですね。

中島さん 「ネストローブのファーストアイテムとして最適な一本、ブランドの顔といえる存在です。ビッグシルエットのアイテムが多いネストローブのなかでは細すぎず太すぎない絶妙なシルエットで、パンプスでもスニーカーでも対応できる、スタンダードなサイズ感とデザインです。3サイズ展開でご用意していますので、お好みのバランスを探していただくこともできます」

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

天然繊維を使った洋服が身体になじむということは、それだけ生地には常に変化が起きているということ。伸縮性など生地の変化を熟知したプロが日々知恵をしぼって、ものづくりに打ち込んでいる。

着やすさと美しさの原型、ネストローブ永遠の定番

――リネンデニムカシュクールワンピースについてはいかがでしょうか?

中島さん 「これに勝る一枚はない、永遠の定番ですね。カシュクールワンピース自体が、ナチュラルのアイコン的な存在と言えると思いますが、ネストローブにとっても同じで、このリネンデニムカシュクールワンピースをプロトタイプにして生みだしていったアイテムがたくさんあります」

――着やすさや美しさの原型なんですね。

中島さん 「背が高い方、小柄な方、その人それぞれの個性が引き立つシルエットが出てくるんです。バストもアームホールも大きいつくりですが、ただダボッとしただけの服という印象にみえない重厚感には気を配っています」

滝口さん 「わたしはぜんぜん肩がなくて、肩がまったく合っていないのですが、着て洗ってを繰り返すうちに、自分の肩のラインになじんできました。それで着ごこちがよくなって、またさらに着て、なので結局いつも着てしまうという(笑)」

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート
ギャザーは着て洗うを繰り返すほどに、色落ちしていく表面と色が残る部分とで陰影による渋い凹凸感が。リネン特有の繊細な光沢感も増していくそう。
「分量感のあるギャザーの印象も手伝って、これからの季節は暑くて着られないでしょと思われがちなのですが、ジメジメしたちょうどいまの時期に最適なのがリネンデニムです。室内で脱ぐと寒い、着ると暑いと着脱を繰り返すことがあると思うのですが、リネンデニムの羽織りはずっと快適に着続けられます。また繊維の中が空洞であることにより速乾性に優れ、雑菌の繁殖を抑制するため、臭いも抑えることができ、現代の化学繊維に負けないほどの機能性を兼ね備えているんですよ(中島さん)」


おしゃれに気持ちよく過ごすためのリネンの着こなし dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

『リネンデニムカシュクールワンピースの着こなし特集』もぜひご覧ください。

――リネンのリラックス感のあるアイテムやたっぷりシルエットを、滝口さんのように素敵に着こなすコツを教えてください。お出かけ着にみえるように着こなせるか不安、太って見えるのも心配……と思っている方へ。

滝口さん 「手首や足首など、身体の細い部分をみせてあげるとすっきりみえます。よりコンパクトにみせたい方は髪の毛をまとめるのも効果的です。あとは印象の問題ですが、上質なレザーシューズなど、かっちりとした小物をあわせること。ゆるい雰囲気を引き締めてくれます。きれいめなヒールの靴をはいたり、レーシーなトップスをあわせたり、パールネックレスをしてみるのもおすすめです。また、シワや落ち感をたのしめるのもオーバーサイズならではのおしゃれです」

日本でものづくりをするということ dansko(ダンスコ)フィッティングレポート
昭和25年創業の国内自社工場でひとつひとつ手をかけて丁寧につくられるネストローブのアイテム。それは、本来ある日本のものづくりの精神として受け継がれています。

――ネストローブが日本でものづくりをしている意義、感じる価値についてお聞かせください。

中島さん 「日本国内とはいえ、わたしたちがいる東京からはすぐ会いにいけるわけではない、遠く離れた工場にいる職人たちですが、仲間で作り上げている、チームで作っていくんだという気持ちをお互い強く持ちながら日々、服づくりに励んでいます。みんなで作りだしたものをお客さまに喜んでいただけるように、また自分たちも喜べるように、切磋琢磨していきたいと思わせてくれる貴重な関係が、日本のものづくりには今も変わらず根付いているように感じます」

dansko(ダンスコ)フィッティングレポート

滝口さん 「30代を経て、40代50代を迎えていくにあたって、ものの選び方を考えるようになりました。20代は、かわいい、たのしいで満足できていましたが、もの自体がどのように作らているのかに興味をもつようになって、どこにお金を使うか、世の中にどう影響していくのか。そんなことをモヤモヤ考えている頃に、ネストローブのものづくりに出合い、生き方が変わったといっても過言ではないくらいです。昔ながらの製法でつくられた古いもののよさに、あたたかみを感じますし、定番の永く着られるよいものを正しく作り伝えていくために、ネストローブにとって日本でのものづくりは欠かせません。わたしたちネストローブが素敵だと思っていることを、プレスという伝える仕事を通して、どこかみなさんと共感できることがあるようにと模索しています」




おみやげをいただきました。nest Robe●●を●名さまにプレゼント


>> 「nest Robe」アイテム一覧

今回ご紹介したアイテムはこちら

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

ナチュラン 新着アイテム

読込中

-

nest Robe 売れ筋ランキング
[ベスト10]
 

1位

リンネルメゾン ランキングアイテム1位

読込中

-

2位

リンネルメゾン ランキングアイテム2位

読込中

-

3位

リンネルメゾン ランキングアイテム3位

読込中

-

4位

リンネルメゾン ランキングアイテム4位

読込中

-

5位

リンネルメゾン ランキングアイテム5位

読込中

-

閉じる