「革の匠」がつくるレザーアイテム
江戸期以来の職人文化と、明治期は金属加工、ガラス製造、繊維、皮革など軽工業発祥の地として、ものづくりの伝統が今も受け継がれている東京都・墨田区。
「leatheria(レザリア)」は、墨田区で60年以上の歴史を持つタンナー(皮革製造業)・「ティグレ」から2010年に誕生したファクトリーブランドです。
ティグレには、さまざまなブランドからオーダーがあり、ナチュランでもおなじみの「chou chou de maman」「TODAY'S」などもティグレの革を使っています。
加藤さん(写真一番下) ナチュラル系ブランドへの素材提供はたしかに多いですね。ハンドメイドでぬくもりのある革や、アジのある革を得意としているからでしょうか。 タンナー・ティグレとして革づくりで培った製法を元に、染色や仕上げをほどこした他にはないレザーアイテムをレザリアでは追求しています。
――ブランド名「leatheria」は、【leather】に、イタリア語で製革業をあらわす【conceria】を組み合わせた造語なんですよね。
加藤さん 革と製革業を多くの方々に知っていただきたいという思いから名づけました。最近、デザインはバリエーション豊かで素敵なものが多いのに、革自体に、はっとさせられるようなレザーアイテムが少なくなっていると感じます。革を知り尽くした私たちが、革から企画するというタンナーならではのアプローチで、革の個性をあじわえるレザーアイテムを提案していきたいと思っています。