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【おしゃれのはじめの一歩】いつものコーデに新鮮さが加わる。襟元のおしゃれ4選

writer 齋藤萌

“着こなし” に焦点をあて、いつものコーディネートをこなれた印象にアップデートできる小技の数々をご紹介します。

教えてくださったのは雑誌やテレビなどでスタイリストとして活動する傍ら、一般の方に向けたLiltin’(リルティン)ファッションコーディネートサービスを運営している植村美智子(うえむらみちこ)さんです。

第2話では「スカートの丈」について取り上げましたが、第3話目は「襟元のおしゃれ」について。いつものコーディネートに加えるだけで顔まわりが華やかになる4つのアイデアをご紹介します。

1.上品に見せたいときはスカーフをプラス

▲すべてスタイリスト私物

植村さん
「スカーフは取り入れるのが難しいと思う方も多いかもしれませんが、1枚巻くだけで女性らしさや上品さを加えることができる、おすすめのアイテムです。カジュアルなトップスやメンズライクなシャツに合わせればやりすぎた印象にならず、おしゃれに見えると思いますよ。

派手に見えすぎないか不安という方におすすめなのは、柄の中に白が入っているタイプです。コーディネートに馴染みやすいうえに、アクセントにもなってくれます。また薄手のものであれば、スカーフの主張が強くなりすぎずないので、使いやすいと思います」

2.カジュアルとも相性抜群のパールのネックレス

▲すべてスタイリスト私物

植村さん
「年齢を重ねた女性が決めすぎた格好をすると、少しこわい印象になってしまうことがあります。けれどもぼやけた雰囲気になるのも華やかさに欠けてしまいますよね。そこで目指したいのはどこかに抜けがありつつも、メリハリのあるコーディネート。

今回はメンズライクな雰囲気のシャツで格好よい着こなしを作り、カジュアルなTシャツをインナーにして外す。そしてパールのネックレスで華やかさをプラスしてみました。

パールはアクセントになってコーディネートにメリハリを加えつつも、やわらかな雰囲気もアップできるアイテムなので大人の女性におすすめです。

小粒のものであればさりげなくつけられますし、金属のアクセサリーとはまた違い “抜け感” をプラスできます」

3.ブローチをつけるだけでもおしゃれさアップ

▲すべてスタイリスト私物

植村さん
「素肌に金属をつけたくないなど、アクセサリーをあまり身につける習慣がないという方にはブローチがおすすめです。襟元にひとつつけるだけでも、ポイントになってコーディネートが華やかになります。

位置は鎖骨の上辺りにすると、バランスよくつけられますよ」

4.インナーに柄やきれい色をプラスして、顔まわりを華やかに

▲ボーダータートル¥8,250 ポンデシャロン(ポンデシャロン鎌倉店)その他、スタイリスト私物

植村さん
インナーに柄物(今回はボーダー)や、きれいな色を持ってくることで、顔まわりが一段華やぎます。

上に着たシャツのボタンをいつもより多めに外し、インナーの見える量を増やすことで、柄物やきれいな色がコーディネートに馴染みやすくなるので、ぜひ試してみてください」

シャツやTシャツなど定番のアイテムやカラーでも、襟元にポイントを加えるだけでもっとおしゃれを楽しむことができます。どれも簡単ですので、ぜひ取り入れてみてください。

次回は靴とバッグの相性についてご紹介します。

撮影/安藤美穂
スタイリング/植村美智子
取材・文/齋藤萌

作家プロフィール

植村美智子(うえむらみちこ)

スタイリスト

文化服装学院卒業後、アシスタントを経て1996年に独立。2010年より個人向けファッションコーディネートサービス「Liltin’(リルティン)」をスタート。著書に『洋服の選び方』(マイナビ出版)、『「今の自分」に似合う服』(天然生活ブックス)など。『あさイチ』(NHK)をはじめテレビ、雑誌、新聞など多数のメディアで活躍する。https://uemuramichiko.com

齋藤萌(さいとうめぐみ)

編集者・ライター・フォトグラファー

「土屋鞄製造所」「北欧、暮らしの道具店」など、3社にてWebメディアの編集・ライターを経験し、2021年に独立。暮らしまわりやものづくりに関わる取材・執筆が得意。またフォトグラファーとしても活動している。instagram:@megum_isaito

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