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【素敵な人の3つのルール】シンプルライフ研究家・マキさん/目の前の大切なことに集中するための、心地いい服選び
writer ナチュらぎ編集部
ナチュらぎが注目する素敵な方たちに、おしゃれの<3つのルール>を教えていただく企画。
第4回目に登場するのは、シンプルライフ研究家のマキさんです。
マキさんは二人の子どもを育てるワーキングマザー。自分にとって不要なものを持たない、不要な家事をしない、シンプルな暮らしぶりを綴ったブログが人気となり、現在まで14冊の著書を上梓。心地いい暮らしの発信を続けています。
今回は、3つのコーディネートとともに、暮らしに向き合うマキさん流のおしゃれルールをうかがってきました。
「体のラインを拾わない服」が好き
マキさん
「昔から変わらない好みは、体のラインを拾わない、布の分量が多めのゆったりとしたシルエット。ワンピースなどの体をふわっとおおうようなアイテムをよく着ています。
今日着ているサロペットは、コットンリネンのナチュラルな生地と前後で着られるデザインがお気に入り。夏はTシャツ合わせで活躍しましたが、秋冬はブラウスやニットと重ねて楽しみたいです」
でもじつは……と、マキさん。なんと骨格診断では、真逆のアイテムをおすすめされたそうなんです。
「骨格診断はストレートで、本当はゆったりではなく、ジャストサイズのほうが似合うみたいです。素材やデザインも、ハリがあって、フリルなどの装飾のないシンプルなものが似合うといわれました。ただ、そういう服は私の好みとは全く違っていて(笑)
診断の結果とは違っても、私はやっぱり着ていてテンションが上がるような、好きな服を着たいなと思っています。ですので、形はフリルなどの好きなものだけど、素材はハリのあるリネンを選ぶなど、好きと似合うをミックスさせることで、好きなものを似合うように工夫しています」
一年中使えて気持ちいい
「天然素材」をできるだけ
「肌触りのよさ、洗濯のしやすさ、干して乾いたときの気持ちよさが好きで、身につけるものは可能なかぎり天然素材を選ぶようにしています。お買い物のときはタグを見て、天然素材の混率を必ずチェックしています。
なかでもリネンは汗を吸ってもすぐ乾くし、風通しがよくて気持ちいい、大好きな素材。そして保温性も備えているから、冬も意外にあたたかいんです。夏だけでなく一年中愛用しています」
「下着類も子どものもの含め、天然素材を選んでいます。化繊が絶対ダメというわけではないけれど、肌に合わないとかゆくなったり、揺らぎ期になると肌が敏感になったりと気になってしまって。
それに、夏用、冬用の機能性インナーをそれぞれ買うよりも、一年中快適なコットンやリネンを選ぶほうが、最初は値が張るかもしれませんが、結局コスパがいいなとも思っています」
「24時間リラックスできる服」
で目の前のことに集中
「今回、服選びについて考えてみたら、結局は全部『24時間リラックスできる』ことにつながっていました。きついな、かゆいな、チクチクするな、などの気になるところがなく、いつでも気持ちよく過ごせる服が一番だと思っています。
服はメインじゃなくて、その先の暮らしをよりよくするため、寄り添ってサポートしてくれるものだと思っているので、どんなときでもリラックスできる服を着て、家族のこと、家事、仕事など、目の前のことに集中していたいんです」
年齢を重ねても、好きな服に見合う自分でいたい
最後に、これから挑戦したいおしゃれや洋服選びの変化についてうかがうと、マキさんから返ってきたのは「服を変えたいとは思わないんですよ」という、印象的な言葉でした。
マキさん
「そのときどきの流行を少し意識したり、メイクや髪型を変えたりなど、ちょっとした変化は自分の中ではあるけれど、好きな服は変わらないし、これからもきっと好きなんだろうと思います。
だからこそ、好きな服が似合わなくなったときは、自分の体形が変化したり肌に透明感がなくなったりしたのかなと生活を振り返って、自分を変えるように努力します。服に罪はないと思っているんですよ(笑)」
「どうしてもあらがえないことも出てくるかもしれませんが、好きなリネンのワンピースがずっと似合うような年齢の重ね方をしていきたいです。
そのために運動やスキンケアもして、自分を磨いていきたい。好きな服に見合う自分でいたいなと思っています」
撮影/安藤美穂
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取材・協力
マキ
シンプルライフ研究家
高校生と小学生の娘、夫との4人暮らし。不要なものは持たない、不要な家事はしないシンプルな暮らしを綴ったブログが人気を呼ぶ。YouTubeチャンネル「エコナセイカツ」や オンラインサロン「シンプルライフ研究会」を主宰。最新刊は『これからの人生を豊かにする 時産 時間と心に「余白」が産まれる暮らし方』(文藝春秋)。Instagram @econaseikatsu.maki