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【ナチュらぎタイムのテーブルの上】心と体をゆるめる至福のおやつレシピ「和の食材で作るグルテンフリーなシフォンケーキ」

writer ナチュらぎ編集部

好きな絵本や音楽を用意して、忙しい毎日の疲れを癒すおやつ時間。

お気に入りの食器で楽しむテーブルの上の風景と、フードコーディネーター高梨亜里さんによる心にも体にもやさしいレシピをご紹介します。

甘酒と米粉という和の食材で作る、グルテンフリーなシフォンケーキです。甘酒とリンゴの手作りジャムを添えて、ほうじ茶を淹れてほっと一息。

こうばしい香りと焼き色のコントラストに癒されるケーキ

焼いているとオーブンから甘酒のこうばしい香りが広がります。仕上がりは焼き色の茶色と断面の黄色のコントラストで、まるでカステラのようにおいしそう。

優れた栄養価と自然な甘みは、日本伝統の発酵食品のおかげ

飲む点滴と言われるほど栄養価に優れた日本伝統の発酵食品「甘酒」。原料の麹にはタンパク質をうまみ成分にする働きがあるとされ、シフォンケーキに使う卵との相性が抜群です。

砂糖は通常のシフォンケーキのおよそ3分の1だけなのに、きちんと甘さが感じられるのも甘酒のなせるわざ。米粉なのでお腹にもやさしく、何個でも食べられそう。ふんわりしっとりとした食べごこちに癒されます。

【材料】(17cmのシフォン型)
卵……4個
米粉……70g
甘酒……180g
砂糖……20g
米油……36g
塩……ひとつまみ

【準備】
・卵黄と卵白をわけてボウルに入れ、卵白のボウルは冷凍庫に入れて、泡立てる直前まで冷やして置く
・オーブンを160℃に予熱する。

【作り方】
1、卵黄の入ったボウルに甘酒、油、塩を順番に加えてその都度ホイッパーでよく混ぜる。さらに、米粉を加えよく混ぜる。
2、卵白のボウルを冷凍庫から取り出し、砂糖を2、3回に分けて入れながら泡立てる。ツノが立つくらいの固さのメレンゲにする。(電動ミキサーを使うのがおすすめ。)
3、メレンゲの約4分の1の量を卵黄のボウルに入れ、ホイッパーでよく混ぜ合わせる。ゴムベラに持ち替えて残りのメレンゲも加え、泡を潰さないよう切るようにして混ぜる。(混ぜる回数は30回くらいで生地が均一になるようにする。)
4、型に生地を流し入れる。入れた後に竹串で生地を一周なぞって空気を抜くとよい。
5、160℃のオーブンで35分焼く。竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がり。空き瓶などに逆さにして冷ます。

▲完全に冷めてから生地と型の間にナイフを入れて型から外します

<甘酒ジャム>

【材料】
甘酒……100g
りんご……1/2個

【作り方】
1、りんごは皮をむき、細かく刻む。
2、小鍋にりんごと甘酒を入れて弱火で加熱し、りんごが柔らかくなるまで、焦げつかないように混ぜながら煮る。お好みで、仕上げにシナモンパウダーをふる。

高梨さんからのひとこと
「甘酒は、米と麹のみを使ったもので、ストレートタイプでなく、薄めて飲む濃縮タイプをご用意ください。甘酒ジャムは冷蔵庫で2週間程度保存可能です。パンやクラッカーにつけたり、ヨーグルトに混ぜてもおいしいですよ」

撮影・レシピ/高梨亜里
取材・文/ナチュらぎ編集部

作家プロフィール

高梨亜里(たかなしあり)

フードコーディネーター・写真家

レシピ開発、スタイリスト、カメラマンとして料理撮影のトータルフードコーディネートを手がける。食べて身体が喜ぶ幸福感のあるレシピ、生命力ある鮮やかな色使いのスタイリング撮影が得意。見る人の印象に残る唯一無二な世界観で食の魅力を発信する。https://ariswalk.art/

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