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金子敦子さん(前編)/50代でショートヘア、60代でブリーチに初挑戦。髪もおしゃれもワクワクしたもの勝ち!

2025/12/04 公開 

金子敦子さん(前編)/50代でショートヘア、60代でブリーチに挑戦。髪もおしゃれもワクワクしたもの勝ち

writer NATULAGI編集部

チャームポイントは、ショートヘアにとびっきりの笑顔。ナチュランのお客さまからもおしゃれを真似したい! と大人気の「あっこたん」こと金子敦子さん。

ですが、おしゃれを心から楽しめるようになったのは50代になってから。自分らしさが見つけられず、悶々と悩むおしゃれ迷子時代がありました。

扉を開くきっかけとなったのが、54歳で初めて挑戦したショートヘアだったといいます。

今回は金子敦子さんに、髪とおしゃれにまつわるお話をたっぷり伺ってきました。

後編では、金子さんが長年通う美容室「TANGRAM」での特別対談もお届けします。

40代まではコンサバ期。50代で違和感にモヤモヤ

「20代、30代はロングヘア。オフィス勤務で、キャリアウーマン的なファッションを身につけていました。

35歳で出産、40代で看護師になり生活スタイルや環境が変化。それまでのコンサバな洋服に違和感を持つようになったもののどうすればいいか分からず、50代に入る頃には完全におしゃれ迷子になっていました」

金子敦子さんの髪型遍歴

▲左:30代はワンレンロングでバブリーなファッション。/右:40代で念願の看護師に。このくらいのボブ時代も長かったそう。

「そんなとき、娘が見つけてきた新しい美容室に行ってみたんです。そこで、人生で初めてのショートヘアになりました」

じつは、長年ショートヘアに憧れがあったそう。でも、「老けるのでは?」「おじさんみたいになるのでは?」という不安から、なかなか踏み出せなかったといいます。

でも実際にやってみると……?

「かえって若々しくなって、もっと早く切ればよかったと思ったくらいです。

それまでずっとロングヘアでコンサバな格好をしていたけれど、自分の持っている本来のキャラと合っていない感じがどこかでしていたんです。

切ってみると本当にすっきりした気持ちになって、『これが私だ』って思いました」

髪も心も「ふんわり軽く」がモットー

もともと毛が細く、年々ボリュームがなくなるのが悩みでしたが、ショートヘアにしてからは上手くカバーできるようになったといいます。

「とくに後頭部は空気を含ませてフワっとしたボリュームを出すことを意識。ヘアアイロンで根元を立ち上げるようにして立体感を出しています」

毎朝のルーティンは、シャワーをしてから、オイルをつけて乾かし、ヘアアイロンで根元を立ち上げ、最後にワックスで整えて完成です。

▲左:COCUU メロウセラム(ワックス)、右:メロウオイル/「美容師さんからおすすめされたもので、とにかくいい香り」

さらに最近、知り合いのヘアメイクさんから教えてもらったという、秘密道具(!)も公開していただきました。

「スタイリングパウダーと呼ばれる白い粉なのですが、これをさっと振りかけるだけで、まるでパーマのような良い感じの動きとボリュームが出るんです。手触りはゴワゴワしてしまうのですが、すごく便利で、撮影前など気になったときに仕上げに使っています」

▲左:シュワルツコフ オージス ダストイット(スタイリングパウダー)右:愛用中のThe BARの石鹼シャンプー「髪も体もこれだけ。荷物が増えず旅先でも快適です」

「ショートヘアは洗うのも乾かすのも早くてラク。髪が軽いと気持ちまで軽やかになります。

洋服も持ち物も生き方も、全てにおいて軽やかにいたいって思うんです。ショートヘアは、そんな私の気持ちにぴったりです」

60代で金髪にトライ。新しい自分にワクワクしていたい

ショートヘアになったことで、自分らしくおしゃれも人生も楽しめるようになったという金子さん。昨年の夏には初めてのブリーチに挑戦しました。

「近所に素敵な金髪のマダムがいて、いいな、やってみたいなとずっと思っていたんです。

最初は自分の姿に慣れなくて不安になりましたが、インスタグラムに投稿してみたら『私も金髪にしてみたい』というメッセージをたくさんもらいうれしかったです。

夫ははじめ驚いていましたがすぐに慣れて、娘は『かわいい!すごく良い!』と絶賛してくれました」

▲デニムの上下はメリノウール×コットンの尾州織物(新見本工場)/「ネイビーやグレーといったダークカラーも、髪色が軽いと似合うようになりました」

「金髪になったら、これまで似合わないと思っていた色の服が似合うようになったのも発見でした。新しい自分になれるっておもしろい。どんどん新しいことに挑戦してワクワクしていたいんです」

そんな金子さんが最近注目しているのが韓国コスメ。人に教えてもらい使ってみると、手頃な値段と質の高さに感動。アイシャドウやカラーマスカラなどの、カラーメイクにも挑戦してみたいのだそう。

「いろいろな人とたくさん会って、新しい世界を知るチャンスを広げたいって思います。

そして話を聞いていいなと思ったら、すぐに試してみるのが大事。失敗したって大丈夫、髪もすぐに伸びるし、メイクも違ったらまた変えればいいんだから。

昨日と違う今日の自分を、少しでもいいから発見していきたいです」


来週公開の後編では、金子さんのショートヘアの生みの親、担当美容師さんに会いにいき、お話を聞いてきました。どうぞお楽しみに。

撮影/菊地和歌子

プロフィール

金子敦子(かねこあつこ)

主婦・インスタグラマー

1962年生まれ。38歳で看護学校へ入学して資格取得。50代で日々の着こなしを紹介するブログを始め、人気ブロガーに。現在はSNSや書籍など、さまざまなメディアで等身大のおしゃれを発信。最新刊は『新 大人の普段着<秋冬編> 金子敦子さんが愛用しているウールのイイモノ』(主婦と生活社)。 Instagram:@55akotan

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