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【コラボ発売記念】「100年愛せる花飾り」アトリエ染花の工房で、時を経ても色褪せないコサージュのひみつを聞きました

2026/02/06 公開 

【コラボ発売記念】「100年愛せる花飾り」アトリエ染花の工房で、時を経ても色褪せないコサージュのひみつを聞きました

writer NATULAGI編集部

目立ちすぎる? 一度使ったきりになるかも?

本日発売の「アトリエ染花」×ナチュランのコサージュは、そんな理由からこれまでコサージュを手にとってこなかった方にもぜひおすすめしたいアイテムです。

ハレの日もふだんの日も使えて、何度使ってもそのたびに今の自分になじんでくれるもの。


発売を記念したこちらのコンテンツでは、この取り組みが生まれたきっかけから、制作の裏側、コサージュづくりに込められた想いをご紹介します。

きっかけは、あるスタッフの20年もののコサージュ

アトリエ染花とナチュランが出会うきっかけになったのは、今から約20年前。当時は別の会社で働いていたあるスタッフが、自分の結婚式の髪飾りに選んだのがアトリエ染花のコサージュでした。

コサージュを通し、アトリエ染花のものづくりに魅了されたそのスタッフは、ナチュランにバイヤーとして入社後にお取引をご提案。そこから、ナチュランでのお取り扱いをスタートさせていただけることになりました。

▲こちらがきっかけになったスタッフのコサージュとアトリエ染花の本(現在は絶版)。

そしてこのたび念願叶って、ナチュランだけの特別なアイテムをおつくりいただけることに。

アトリエ染花の人気のモチーフをベースに、ナチュランのお洋服によりなじむよう、生地や色、デザインの変更をご相談。調整を重ね、ついに形になりました!

▲こちらが今回発売する全6種類。左上から時計回りにすずらんコサージュ、アネモネとリーフ、ニュアンス、すずらんイヤイング、リッジ、ストック。

洋服にとけこむ、おしゃれの一部として

みなさまにお届けするコサージュ制作が佳境をむかえた1月のある日、わたしたち取材班はアトリエ染花の工房を訪れました。

案内してくれたのは、プレスの戸村佐保(とむらさほ)さんです。服飾の専門学校でパターンやスタイリングなど幅広く学ばれた後、アトリエ染花の理念に共感し入社。今年で9年目です。

▲プレスの戸村さん。ブラックのワントーンコーデに大ぶりのコサージュがアクセントの素敵な装い!

アトリエ染花のものづくりのベースには、変わらない2つの想いがあると教えてくれました。

戸村さん:
「アトリエ染花の創業者はもともとイラスト講師で、時間が経っても美しく品位を失わない日本の着物の友禅の色彩(5色の濃淡で多彩な色を表現する技法)に魅せられるなど、色についての思い入れと、造詣の深い人でした。

フランスの蚤の市でアンティークのコサージュを偶然目にしたことから、日本の古き良きものを大切にする美意識と通じるものを感じ、日本でのコサージュづくりをスタート。

アンティークは100年以上の歴史を持つものとされていますが、時代を超えても人を惹きつけるアンティークのように『色褪せ朽ちてもますます愛される花飾り』をつくることが、1981年のブランド創立以来変わらないテーマです」


経年で生地が少しずつほころび色褪せても、それ自体が価値となり、愛着を深めるポイントになる。スタッフの20年もののコサージュから感じられた印象が、このアンティークの精神性に繋がりました。

そして、もうひとつアトリエ染花が変わらず大事にしているのは、「装いにとけこむ、おしゃれの一部である」ということ。

戸村さん:
「コサージュというと特別なもので、それ自体が主役のようなイメージを持たれる方も多いと思いますが、アトリエ染花のコサージュは、身近なアクセサリーのように、おしゃれをつくる一部でありたいと思っています。

そのため、お洋服や肌になじみやすい、すっととけこむ色を表現することには、とくにこだわっていますね」

映えることと、浮いてしまうことは似ているようで全然違うもの。そんな絶妙な色合いを表現できるのが、ハンドメイドブランドであるアトリエ染花の魅力です。

同じ色で染めても、素材や厚みによって発色は変化。わずかな調整で変わる色を見極めながら、花を染めていくという作業は、まさに職人による手仕事ならでは。

戸村さん:
「社員が全員職人という、ものづくり集団です。機械による量産では表現できない微妙な色や、生地の重なりが生む奥行きなどを、職人の想いをのせて仕上げています」

こだわりのコサージュができるまで

アンティークの精神を宿し、装いの一部となるコサージュをつくるため、アトリエ染花では、なんとすべての工程が職人による手作業!

今回は特別に、コサージュ制作の一部を見せていただきました。

▲コサージュづくりの道具の一部。染料は調合を変えて、ひとつのコサージュに数十色使用することも。

染色する

もともとは一枚の白い生地。それを花びらの形に裁断して染色していきます。

太さの違う刷毛を使い分け、ぼかしたりにじませたりしながら色を重ねていきます。

染め上がった花のパーツ。一枚の花にも微妙な色差や濃淡が表現されています。

立体にする

専用のコテを使い、熱と力を加えて丸みをつけ、立体感を出していきます。迷いのない手つきに見とれてしまいますが、コテはかなりの高温で熟練の技術が必要な作業。

立体的になることで、どんどん表情が変わっていくのがわかります。

花の形になりました!

花をつくる

花芯となるパーツに花弁を一枚一枚通していきます。

素材によって透け感も異なり、重なることで一枚のときとは全く違う印象に。

一輪の花ができました。

できた花と葉をまとめていき、ピンやクリップを装着してついに完成!

すべてが手仕事のため、まったく同じものはどこにもない、世界にひとつだけのコサージュです。

長く愛用するために気をつけることは?

丁寧につくられたコサージュは、繊細で気を使いそう? そんな不安を解消するため、戸村さんに取り扱いのポイントを教えていただきました。

保管はお届け時のケースに入れて

購入時にはケースに入れてお届け。形を保つために、使用後もそのケースに入れて保管するのがおすすめです。

湿気と直射日光に要注意

湿気が天敵なので、雨の日は室内に入ってから身につけるなど、なるべく濡れないように気をつけてください。

また、生地は日焼けするので、保管場所は直射日光が当たらないところにするのもポイント。見せる収納で飾りたい場合も、日の当たる窓辺などには置かないようにしてください。

フォーマルにも、ふだんにも。楽しみは広がります

「せっかく買っても使うのは一度きりでもったいない」と、コサージュの購入を躊躇してしまうという声も聞かれますが、装いになじむようつくられたアトリエ染花のコサージュは、ハレの日の以外にも楽しみ方がたくさん。

「私は今日みたいにフォーマルではないふだんの洋服につけて楽しむことが多いです。

洋服以外だと、帽子もおすすめ。例えば夏のカンカン帽につけるだけでも印象ががらっと変わっておもしろいですよ」と戸村さん。


明日公開のコンテンツでは、ナチュランスタッフのそれぞれのコーディネートもご紹介しています。あわせてお楽しみくださいね。

アトリエ染花が誕生してから今年で45年目。もうすぐ四半世紀がみえてきました。アンティークの定義とされる100年を経て、本物のアンティークになる日も訪れそうです。

装いにとけこむ特別な花飾りを、みなさまの日々の彩りに添えてみるのはいかがでしょうか。


撮影/安藤美穂

▼ナチュランの特集ページでは、各アイテムの魅力をさらに詳しくご紹介しています。

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